ウクライナの避難所で「レット・イット・ゴー」を歌う少女、世界に感動を届ける。

たった1週間で、ウクライナの少女の動画が全世界で拡散された。そこにはキエフの防空壕で映画『アナと雪の女王』の「レット・イット・ゴー」を歌う少女の姿が映っていた。

 

We see you. We really, really see you. https://t.co/Vhln1MjXpX

— Idina Menzel (@idinamenzel) March 7, 2022

 

キエフの防空壕に至福のひとときが訪れた。ウクライナの少女アメリアが映画『アナと雪の女王』（2013年）の有名なヒット曲「レット・イット・ゴー」を歌いはじめたのだ。2分弱の動画が1週間も経たないうちに世界へ広がった。

動画は3月3日、ウクライナ女性マルタ・スメホワによってフェイスブックに投稿された。マルタは少しでも快適に過ごせるように防空壕を整えるため、訪れていた。少女が歌い終わるとその場は強い感動に包まれ、しばらくしてから拍手が沸き起こった。アメリアの歌に他の避難民はしばしの間、ロシアとウクライナが戦っていることを忘れ、うっとりと聴き惚れた。

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動画に人々も反応

この動画が投稿されると少女への賞賛と応援の声が巻き起こった。この曲のオリジナル・シンガーであるアメリカの女優兼歌手、イディナ・メンゼルは、3月7日にツイート、「私たちはすぐに会えます。本当に、本当にすぐに」という少女に宛てたメッセージにウクライナの国旗の色である青と黄色のハートを添えた。

同日、この曲の作曲者のひとり、クリステン・アンダー＝ロペスも少女に宛てて「夫と私は、ある家族が苦しみから癒えるお話の一部としてこの曲を書きました。あなたの歌はまるで魔法のよう。あなたの心の光が周囲に広がり、聴く人を癒すのです」とメッセージを寄せた。