モナコのアルベール2世公、ウクライナの難民支援を国民に呼びかける。
Society & Business 2022.03.22
モナコのアルベール2世公はスピーチ動画をインスタグラムに投稿し、近隣諸国同様の 「連帯精神」を発揮して「避難民や弱者を支援しよう」と国民に呼びかけた。
2022年3月17日、アルベール2世公は公宮よりウクライナ支援の公式スピーチを行った。Instagram/@palaisprincierdemonacoのスクリーンショット
2月24日からロシア軍に侵攻されているウクライナへの支援を、モナコのステファニー王女が3月15日にスピーチで呼びかけたのに続き、兄のアルベール2世公も3月17日にSNSにスピーチ動画を投じ、ウクライナ支援を表明した。
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連帯のうねり
現在、多くのウクライナ難民が近隣のポーランド、さらにはフランスなどの諸国に逃れ、これらの国々では支援活動が高まっている。アルベール2世公は同様の連帯精神を持とうと呼びかけた。「私が話している間にも、300万人以上のウクライナの人々が、その多くは女性と子供ですが、国を追われ、さらに多くの人々が逃げようとしています。モナコ公国は、国際社会が呼びかける人権の尊重に賛同します」と述べた。
さらに、「国際的に並外れた連帯の努力が行われている中で、モナコ公国も役割を十分に果たすことを望みます。私たちは、自分たちのやり方と持てる手段で参加しましょう。学校、ボランティア、利用可能なリソースを動員して、弱者や避難された人々を受け入れて寄り添い、支援しましょう」と付け加えた。折りしもこの日は聖パトリックの祝日で、緑のものを身につけて祝う日だった。アルベール2世公は「緑で祝うこの日に、いま苦しんでいる人々にとって、緑がこれまで以上に希望の色となることを目指しましょう」とスピーチを締めくくった。
text: Léa Mabilon (madame.lefigaro.fr)