フランスBWAアワード 2022ファイナリスト アンチ・ファストファッションを掲げ起業したオレリー・ブトブル。

Society & Business 2022.05.30

フランスのマダムフィガロBusiness with Attitude選考委員会で7人のファイナリストが選出された。クリエーション部門から選ばれたオレリー・ブトブルは、妹のジュリアとともに、エコレスポンシブルでハッピーなファッションブランドSoi Parisを立ち上げた。

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photo : Soi Paris / Photo presse

「Soi Parisは妹のジュリアがいなかったら生まれていません」とオレリー・ブトブルは言う。「ペニンゲン美術学校を卒業したジュリアは、自分で図案をデザインし、それをシルクやオーガニック生地にプリントしてブラウスやドレスを作り始めました。高品質の素材とトレーサビリティにこだわり、中国の業者を選んだのも彼女です」

そして自分が作った製品を売るために彼女はオレリーに助けを求めた。パリ経営大学院を卒業し、ゲランやロレアルでの勤務経験を持つオレリーは、ブランドのポジショニング(アクセシビリティ、品質、透明性、インクリュージョン)を練り上げ、時代を超越したハッピーなブランドの世界観を構想し、ネット上での認知度を向上させた。

ネットショップの売上げが売上高の65%を占め、パリに2軒の店舗を展開するSoi Parisは、近々リヨンにも出店する予定だ。2020年以降、従業員の数は2人から17人に増え、2022年の売上高は3倍を見込んでいる。

彼女を支持する理由は?

常に新しい価値観を守ろうという姿勢。2022年の目標はB Corpの認定を獲得することだ。「技術とクオリティのために中国製のシルクを利用しているため、カーボンフットプリントはどうしても重くなります。シルク製品はブランドのコレクションの40%にすぎず、他の生地に関してはヨーロッパの業者から仕入れています。つねにより良い方向に進みたいと考えています」

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text : Vanessa Zocchetti (madame.lefigaro.fr)

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