フランスBWAアワード 2022ファイナリスト アプリで競技会ボランティアを支援するマルジョリー・ダニエル。
Society & Business 2022.05.30
マダムフィガロ/Business with Attitude選考委員会で7人のファイナリストが選出された。Volunteers 4 Sport共同創始者のマルジョリー・ダニエルはスポーツイベントのボランティアの募集と管理に役立つツールを提供する。Diversidaysの協賛で設立されたポテンシャル賞にノミネートされている。
photo : Volunteers 4 Sport / Photo presse
事業の出発点は? 「スポーツイベント主催団体は人手不足。それなのにボランティアの募集情報を見つけるのは難しい。主に口コミを通じて募集が行われているためです」とマルジョリー・ダニエルは話す。
彼女たちの企業はすでに大規模な競技会で利用されていたボランティア管理ソフトウェア「Vol’Up 2.0」を買収し、ソフトを市販化した。競技連盟やスポーツイベント主催者向けのソフトウェアで、月額1000ユーロ(約13万5000円)でボランティアの募集、育成、管理に必要なツールが利用できる。
Volunteers 4 Sportはコンサルティングサービスも提供している。最近、アプリ「Bénévole Connect」を売り出したばかりだ。イベント主催者はスポーツ愛好家たちに向けに95ユーロ(約1万3000円)でアプリにミッションを掲載することができる。
ボランティアコミュニティの構築は今後の課題でもある。「私たちが念頭に置いているのは若い世代。彼らにとってボランティア活動は仕事のキャリアを築く上で欠かせないネットワークや技能を獲得する機会でもあります」。要するに、このベンチャー企業はボランティア業界の多様なアクターたちに、唯一かつ完全なインターフェースを提供することを目指しているのだ。いよいよ近づいてきた2024年のパリ・オリンピックへの参加もしっかりと視野に入れている。
彼女を支持する理由は?
パンデミックの数カ月前に企業を立ち上げ、パンデミックを乗り越えた粘り強さ。
text : Sofiane Zaizoune (madame.lefigaro.fr)