ベルギーのエリザベート王女、迷彩服で軍事訓練を受ける映像が公開。
Society & Business 2022.08.02
ベルギーの王太子であるエリザベート王女は、ベルギー王立士官学校の訓練キャンプで20歳の夏を過ごす。華やかな正装を脱いで迷彩服に身を包んだ王女の姿は、君主の別な側面を示している。
Instagramのスクリーンショット
ベルギーのエリザベート王女が王位を継承した暁には、ベルギー軍の最高指揮権を持つことになる。だからこそ軍事訓練に真剣に取り組んでいるのだろう。フィリップ国王とマティルド王妃の長女は、20歳の夏休みを遊んで過ごすよりもアルロンの王立士官学校のサマーキャンプに参加することを強く希望し、2年間の訓練プログラムを終える士官候補生に混じって軍事訓練を受けた。
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ベルギー王宮がインスタグラムに投稿した映像で、未来の君主は自動小銃を手に戦闘服を着て、顔に迷彩のフェイスペイントをしている。そして小隊を指揮してこれまで学んだ成果を披露した。
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士官学校によるとエリザベート王女は他の士官候補生と共に1ヶ月あまりの間、「いっさいの贅沢が許されないなかでお互いを尊重するようになる」共同生活を送りながら、偵察技術や指揮能力を身につけていくこととなる。
エリザベート王女はイギリスのアトランティック・カレッジで国際バカロレア資格を取得した後、王立士官学校の社会・軍事科学専攻オランダ語プログラムを専攻し、1年間学んだ。2021年の秋には名門オックスフォード大学の分校であるリンカーン・カレッジに入学し、政治学を学ぶ3年間のコースを開始する一方で、士官学校を離れた後もベルギー軍とつながりを保つことを表明していた。
text: Louis Delafon (madame.lefigaro.fr)