ケイト・ウィンスレット、脳性まひの母娘を救うために巨額の寄付。

Society & Business 2022.11.22

スコットランドの中東部にある町、ティリコールトリー在住のキャロリン・ハンターの娘は人工呼吸器なしには生きられない。その一方でエネルギーコストは年々上がる一方だ。

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映画『女と男の観覧車』の記者会見でのケイト・ウィンスレット。(2017年10月14日、ニューヨーク。) photography: Getty Images

イギリスの雑誌「ハロー」誌が11月12日に報じたところによると、ケイト・ウィンスレットは17,000ドルを49歳のキャロリン・ハンターへ寄付した。この女性はスコットランドのティリコールトリーという町に住んでおり、脳性まひを患う12歳の娘がいる。娘が生きていくためには人工呼吸器が必要だが、非常にお金がかかる。エネルギーコストは年々増え続け、地元自治体で試算してもらったところ、年間支払額が2023年にはこれまでの6,500ドルから17,000ドルに増加するみこみであることがわかったそうだ。

こんな金額はとても払えない。途方に暮れたキャロリン・ハンターはマスコミに窮状を訴えると同時にネットで寄付を募りはじめた。BBCのニュースチャンネルを通じて『タイタニック』の主演女優がこのことを知り、寄付系クラウドファンディングGo Fund Meを通じて支援を行った。「ケイト・ウィンスレットと家族」というネームでタグ付けされた巨額の寄付がいまもページには表示されており、集まった金額は現時点で総額29,000ドルに達している。

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「夢をみているんじゃないかしら」

「ハロー」誌によれば、この巨額の寄付にキャロリンはすぐに反応した。「金額を聞いて泣いてしまいました。最初信じられませんでした。今でも夢をみているんじゃないかしらと思ってしまいます」とキャロリンは言った。ケイト・ウィンスレットから直接、励ましの電話をもらったそうだ。

ただ、映画スターの寄付に頼らざるを得ない点を残念に思っているとも言う。「私は助かったけれど、他の人たちは? 政府が支払うべきだし対策を立てて欲しかった。セレブが介入しなくてはならない状況に陥らずに」

ケイト・ウィンスレットは、これまでも困っている人たちへ積極的に手を差し伸べてきた。そしてイングランドのグロスターシャー州の恵まれない家庭を支援する慈善団体「ファミリー・ハヴン」を継続的にバックアップしている。

text: Léa Mabilon (madame.lefigaro.fr)

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