RED CLUB x Cartier ヤング リーダー アワードが発表!
Society & Business 2023.06.17
社会にポジティブなインパクトをもたらす若手起業家のグローバルなコミュニティ「RED CLUB x Cartier」は6月14日、2023年度の「ヤング リーダー アワード」を発表。今年の受賞者には、AIを駆使して早期にがんのリスクを発見する臨床プラットフォーム「C the Sign」を開発した、英国のベア・バクシ博士が選ばれた。
2023年度のヤング リーダー アワードに選ばれた英国のベア・バクシ博士 © Matt Borkowski
ヤング リーダー アワードは、若手起業家リーダーたちのビジネスの成長と発信力を高めるサポートを提供するため、カルティエが2019年に設立したコミュニティ「RED CLUB x Cartier」が21年にスタートしたアワード。社会的インパクト志向のビジネスや非営利組織の経営者の立場にある、世界中の20〜40歳までの若手起業家を対象に年に一度贈られる。
2023年度は、「Bettering lives(暮らしの向上)」をテーマに、ヘルスケアを十分に享受できていない人々に対し、アクセスしやすく包括的で効果的なサービスを提供し、次世代のためにより良い道を切り開く若手起業家を募り、世界33カ国280人の応募があったという。うち選ばれた4人のファイナリストの中から、AIを駆使して、治癒の可能性が高い早期の段階のがんのリスクを発見する臨床プラットフォーム「C the Sign」を開発した英国のベア・バクシ博士がアワードを受賞した。
左から:ヤング ウーマン アワードを受賞したベア・バクシとファイナリストのRed Health.創業者兼CEOのプラブディープ・シン、Koda Health 共同創業者兼CEOのタチアナ・フォファノヴァ博士、Intelehealth CEOのネハ・ヴェルマ © Matt Borkowski
ベア・バクシ博士には助成金5万ユーロが授与されるほか、国際的なメディア露出の機会や「RED CLUB x Cartier」のネットワークによる特別コーチングおよびメンタリングセッションなどが提供されるという。
「RED CLUB x Cartier」は、アワード授賞式以外にもさまざまなイベントを通し、慣習にとらわれない、影響力の強い若手起業家たちが互い発展していけるコミュニティを形成している。今回の受賞者のバクシ博士ほか、3人のファイナリストたちも、今後このコミュニティに参画するという。