プーチン派の主要新聞「プラウダ」の美しき副編集長、35歳の若さで謎の死を遂げる。

Society & Business 2023.12.18

ウラジーミル・プーチン大統領が愛読する有力紙の副編集長の若すぎる死に、憶測が飛び交う状況となっている。

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モスクワのクレムリン。 photography: Getty Images

親プーチン派として知られるコムソモリスカヤ・プラウダ紙のアンナ・ツァレワ副編集長の急死にモスクワは揺れている。35歳の副編集長はモスクワの自宅で死亡しているところを父親によって発見された。

英「デイリーメール」紙によれば、アンナ・ツァレワはコムソモリスカヤ・プラウダのウェブコンテンツの管理を担当し、特にプーチン大統領が主導するウクライナとの戦争に関する報道に大きく寄与していた。

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謎の死

アンナ・ツァレワの死因は依然として不明であり、警察が捜査を開始した。ロシアの通信社「バザ・オンライン・ニュース」の報道としてデイリーメール紙が伝えるところによると、モスクワ中心部のボリショイ・ティシンスキー通りにある彼女のアパートに無理やり押し入った形跡はなかったそうだ。当初、アンナ・ツァレワは数日前から高熱を伴う急性呼吸器ウイルス感染症に苦しんでいたという報道がされた。しかし、情報筋はいまや心不全で亡くなったと語っており、彼女の死は謎のままだ。

アンナ・ツァレワはコムソモリスカヤ・プラウダ紙の副編集長を6年間務め、編集方針の形成に貢献した。コムソモリスカヤ・プラウダのウェブサイトはロシア最大のニュースサイトとされている。

おおよそ1年前の2022年9月、同紙の編集長兼CEOであったウラジーミル・スンゴルキン(68)が亡くなっている。死因は心臓発作ということだったが、医師が窒息の兆候を発見したため、すぐに疑惑が持ち上がった。ウラジーミル・スンゴルキンの死は、プーチン大統領がウクライナ戦争を始めて以来起きた、いくつかの早すぎる、あるいは謎めいた死のひとつである。

text: Ségolène Forgar (madame.lefigaro.fr)

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