ブリジット・バルドー、親友のアラン・ドロン一家の争いにコメント。
Society & Business 2024.01.17
俳優の長年の友人であるブリジット・バルドーは、1月11日、アラン・ドロンの子どもたちの争いについて歯に衣着せぬコメントをSNSに投じた。
1960年代のブリジット・バルドーとアラン・ドロン。photography: Abaca
アラン・ドロンの子どもの間で非難の応酬がエスカレートしている。1月10日付フィガロ紙によると、俳優の弁護士、クリストフ・アエラは俳優が「危険にさらされている」として検察に通報した。同弁護士は俳優がスイスの主治医の診察を受けたうえで今後の方針を決めることを求めている。一方、これに反対しているのが息子2人、アントニーとアラン=ファビアンだ。いまのところ、これが泥沼家族紛争の最新情報となっている。
こうした状況に1月11日、ブリジット・バルドーはX(旧ツイッター)への投稿で一石を投じた。アラン・ドロンとは『素晴らしき恋人たち』(1961年)で共演して以来、60年以上のつきあいだ。「フランスを華やかに代表する崇高なアイコン、アランのイメージを汚すなんて、何と嘆かわしい凡庸さ」と書き、古い友人を思いやった。この投稿はSNSでこれまで、14万ビューと2000件の「いいね!」がついている。
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不可欠な治療
アラン・ドロンの子どもたちは父親の実際の健康状態、今後の治療方針、ドゥシーにある地所での今後の暮らしをめぐって対立している。娘のアヌーシュカはアラン・ドロンの弁護士同様、父親の命が危険にさらされていると検察に通報した。アヌーシュカによればアラン・ドロンはスイスの主治医から受けていた「不可欠な治療」を突然中止してしまった。彼女は父親が治療を再開することを望んでいるが、他の兄弟はそれに反対している。
アントニー・ドロンは1月上旬、異母妹が父の健康状態を隠していたとして被害届を出した。これに対してアヌーシュカは即座に反撃し、異母兄を名誉毀損で告訴した。ほどなく、アヌーシュカの実弟のアラン=ファビアンは、姉が「弱者虐待」をおこなったと訴えた。そして姉が父親を利用し、自分たちを威嚇したと非難した。この争いに無関心でいられないセレブもおり、今回のブリジット・バルドーの投稿のほか、シンガーソングライターのデヴィッド・ハリデイの元妻であるエステル・ルフェビュールは、ドロンの息子たちを応援していることを表明、アントニーの投稿に対して「頑張って、親愛なる友人、そしてあなたの弟も」とコメントを書きこんだ。
text: Chloé Friedmann (madame.lefigaro.fr)