私のニューヨーク、私のスタイル。#01 【NY案内】元気になれる南米料理店と、センスが光るショップへ。

Travel 2018.09.20

フィガロジャポン11月号(9月20日発売)のニューヨーク特集と連動して、とっておきのアドレスを紹介する短期連載。本誌で旬のスポットを推薦してくれたニューヨーカーと、ニューヨークに縁のあるクリエイターやモデル、計10人が案内人として登場。マンハッタンの有名店から、ローカルが集うブルックリンやクイーンズの気さくな店まで、行きつけのショップやレストランを紹介します。

第1回の案内人は、ニューヨークと東京を拠点に活動中のファッションモデル・鈴木亜美さん。彼女が考えるニューヨークの魅力は、「自分の好きなこと、やりたいことを口に出せば出すほど、輪が広がっていく」ところ。気になる情報をもらったらすぐに行動に移し、仕事の合間にはアートやグルメ、カフェのリサーチを欠かさないという。自分の可能性がハイペースで拡がっていく環境に身を置く、鈴木さんお気に入りのスポット4選。

案内人:鈴木亜美(ファッションモデル)

1.オロボロ(マンハッタン/ソーホー)

「ノミヤ」や「ビーサイズ」など、ニューヨークベースのデザイナーから、「レジーナ・ピョウ」などロンドンやヨーロッパが拠点のデザイナーのアイテムが揃うセレクトショップ。「アイテムが色ごとに並べられ、全体的にペールトーンでまとめられているため、柔らかい雰囲気です」

アイテムは、洋服に限らずアクセサリーやジュエリー、ボディケア用品まで、オーナーの審美眼に叶うアイテムが豊富にラインナップ。「私の好きな、ベーシックだけど少しポイントのあるものが多く、ここで買ったものは人と被らないし、褒められることが多いです」

180920-suzuki-oroboro03.jpg洗練された雰囲気が漂い、クオリティを重視したブランドを多く取り扱う。

180920-suzuki-oroboro02.jpgボヘミアンな花柄が大人気の「ウラ ジョンソン」や、サステイナビリティを追求した姿勢で知られる、レザーシューズの「フェイト」も並ぶ。

Oroboro
217 Mott Street, New York, NY 10012
tel:718-388-4884
営)11時~19時
無休
www.oroborostore.com

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2.チム・エクスプレスブルックリン/ブッシュウィック)

「初めて食べた時においしすぎて衝撃を受け、いまではニューヨークでいちばんオススメしたいお店」と鈴木さんが熱弁するのは、ブッシュウィックのペルー料理レストラン。豪快に笑うオーナーのママが楽しいトークとサービスで盛り上げてくれるのも、「旅行で来た友人たちを必ず連れて行きたくなる」ポイントだ。

料理は、オーセンティックなペルー料理のメニューでありながら、ユニークな味付けを施している。「私のお気に入りメニューは、魚介のセビーチェ、モッツァレラチーズや海老が入ったトマトクリームスープ、ステーキが添えられたフライドライス。量が多いので3~4人で行くのがベストです」

180920-suzuki-chumu01.jpg鶏を一羽丸ごと炙り焼きにしたロティサリーチキンや、グリルドスカートステーキ、フライドスイートプランテーンが人気のメニュー。

180920-suzuki-chumu02.jpg新鮮な素材にこだわっており、肉以外にシーフードのメニューも豊富。

Chimu Express
180 Irving Avenue, Brooklyn, NY 11237
tel:718-443-0787
営)16時~22時20分(月~木)、16時~23時20分(金)、12時~23時20分(土)、12時~22時20分(日)
無休
www.chimuexpress.com

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3.アレペラ・グアクコ(ブルックリン/ブッシュウィック

2010年にオープンした、「南米らしいカラフルな店内と、明るい女性たちが印象的」な家族経営のキュートなベネズエラ料理レストラン。ニューヨーカーの間でも、おいしいと評判の1軒だ。「私が好きなのは、アレパというトウモロコシの粉でできたパンのようなものに、煮込んだ牛肉、黒豆、チーズ、揚げたバナナを自由に挟んで食べる、ベネズエラの定番料理。夏には絶品ココナッツミルクシェイクもオススメ!」

フードはデリバリーも可能で、リーズナブルな価格帯がうれしい。夜は23時頃まで空いているので、仕事で遅くなった日や、ちょっと小腹が空いた時にも重宝する。

180920-suzuki-arepera02.jpgすり潰したトウモロコシから作る、伝統的な薄焼きパンのアレパがシグニチャーディッシュ。エンパナーダやトロピカルな味わいのジュースなども提供している。

Aepera Guacuco
44 Irving Avenue, Brooklyn, NY 11237
tel:347-305-3300
営)11時45分~22時30分(月~木)、11時45分~23時30分(金)、10時45分~23時30分(土)、10時45分~22時15分(日)
無休
www.guacuconyc.com

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4.アポテーク(マンハッタン/チャイナタウン)

ニューヨークのバーシーンにおいて、「スピークイージームーブメント」を流行させた元祖カクテルバー。20世紀のヨーロッパの薬局がモチーフで、ドイツ語で”薬局”という意味の「アポテーク」が店名。「さりげない佇まいの扉を開けると、洞窟のような薄暗い雰囲気に、奥には薬剤師風の白衣を纏ったバーテンダー。彼らが提供してくれるカクテルは、見た目が鮮やかな上に絶品です。落ち着いた空間とゆったりと過ごせる雰囲気に、ついつい寄ってしまいます」

180920-suzuki-apotheke02.jpgチャイナタウンの通りを一本入ったところに位置し、ドアに店名の記載はない。元は店内奥がアヘン吸引所だった中華レストランで、妖しい雰囲気がいまでも漂う建物。Photo : LISA KATO

180920-suzuki-apotheke03.jpgカクテルのメニューは「痛み止め」や「ストレス緩和」、「性欲を促す」などのカテゴリーに分かれている。Photo : LISA KATO

Apotheke
#1, 9 Doyers Street, New York, NY 10013
tel:212-406-0400
営)18時30分~2時(月~土)、20時~2時(日)
無休
www.apothekenyc.com

私のニューヨークの過ごし方

ニューヨークはアートが身近にある街。以前住んでいたブッシュウィックでは、ワンブロック歩くごとにウォールアートがあるので、それらを見ながら街を散策するのが楽しみでした。アートギャラリーも気軽に入りやすい! お酒を片手にアートを見る、ニューヨークならではの習慣が好きです(笑)

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Ami Suzuki
ファッションモデル。2015年からニューヨークと東京を拠点に活躍中。日本人で初めてシュウ ウエムラの広告に抜擢されるなど、人を惹きつける表現力で国内外のクリエーターから絶大な支持を得ている。ニューヨークの生活をリアルタイムに発信するInstagramも人気。
インスタグラム:@amyszk     
ブログ:https://lineblog.me/suzukiami

collaboration : AZUMI HASEGAWA

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