私のニューヨーク、私のスタイル。#02 【NY案内】若手エディターが信頼を寄せる、目利きの店。

フィガロジャポン11月号（9月20日発売）のニューヨーク特集と連動して、とっておきのアドレスを紹介する短期連載。本誌で旬のスポットを推薦してくれたニューヨーカーが、行きつけのショップやレストランを紹介する。

第2回の案内人は、デジタルメディア「Refinery29」でファッションマーケット・エディターを務めるアリッサ・コスカレリ。本誌ではロウワーイーストサイドのカフェ「レスタディオ」、インディーズブランドにフォーカスしたセレクトショップ「アメリカン・ツー・ショット」、ミッドセンチュリー家具などを扱う「ホーム・ユニオン」を推薦してくれた。ファッション、グルメ、カルチャーとあらゆるジャンルに通じる彼女の、さらなるお気に入りとは？

おしゃれ好きに絶大な人気を誇るメディアで日々、情報を発信しているアリッサ。photo：EMMY PARK

案内人：アリッサ・コスカレリ（ファッションマーケット・エディター）

1.ザ・ブレイク（ブルックリン／グリーンポイント）

2014年にオンラインでスタートし、インスタグラムを通して人気を得て、2016年に路面店をオープン。手頃で新しいヴィンテージアイテムを、週に300着近く仕入れている。「ブルックリンのグリーンポイントにある、私がNYでいちばん好きなヴィンテージショップのひとつ。トレンディかつ価格が手頃なので欲しいものが必ず見つかるの」。ヴィンテージの販売のほか、ダンスパーティやアートギャラリーのポップアップ、ペット譲渡会などのイベントも頻繁に開催し、ファッション好きな人たちのコミュニティにもなっている。

頻繁に仕入れがあるため、月に何度も訪れたくなる。photo：©Cody Guilfoyle 

ファッションアイテムのほか、ホームウエアなども取り扱う。photo：©Cody Guilfoyle 

---fadeinpager---

2.ポータージェイムス・オブ・ニューヨーク（ブルックリン／グリーンポイント）

1ブロック先にある人気の家具屋、「Adaptations（アダプテーションズ）」の女性オーナーによる姉妹店。ショップ名はオーナーの2人の祖父の名を合わせたもので、店内には1950〜70年代のミッドセンチュリー家具がセンスよくディスプレイされている。「アダプテーションズに雰囲気は似ていますが、向こうよりもややマスキュリンで高級な雰囲気のお店。甘すぎないモダンなミッドセンチュリー家具が見つかります」

状態のいいヴィンテージ家具が、ゆったりと並べられた店内。

グリーンポイント・アベニュー駅から徒歩5分ほど。

---fadeinpager---

3.チルハウス（マンハッタン／ロウワーイーストサイド）

人気ブロガーでインスタグラマーのシンディ・ラミレス・フルトンが、2017年春にオープン。カフェ、スパ、ネイルサロンが併設されている。可愛い店内だけでなく、ビーツラテ、抹茶ラテといったインスタ栄えする要素もたっぷりで、トレンドに敏感なニューヨーカーたちで常ににぎわっているスポット。「スパ兼ネイルサロン兼コーヒーショップはまさに、“チル”（のんびり）するための場所。ターメリックラテを飲みながらネイルも完了できちゃいます！」

明るい店内でコーヒーブレイクするもよし、ネイルにトライして新たな気分で旅を続けるのもいい。

私のニューヨークの楽しみ方。

カルチャースポットから選ぶなら、まずはメトロポリタン美術館。休日の午後に友達と、もしくはひとりでゆうくり時間を過ごすのに最適ね。夏は屋上も最高。その後はセントラルパークを散歩、というのが定番です。もっとコンテンポラリーなアートが揃っているのが、ホイットニー美術館。新しいエキシビジョンが開かれていないか、常にチェックしています。あとはマーク・ジェイコブスのブックショップ「ブックマーク」。いつもいろんな宝でいっぱい！