じっくり滞在、アートが身近にあるホテル。 京都に点在する5つの棟を行き来する、分散型ホテル。

エンソウ アンゴ（京都府・京都）

「FUYA Ⅱ」は内田デザイン研究所の設計。ロビーに、内田繁がデザインした茶室「山居」の復刻版が置かれる。

ホテルのオープンラッシュが続く京都で話題を呼んだ、街中に点在する5棟を自由に行き来できる分散型ホテル。規模の異なる各棟のデザインを、インテリアデザイナーの故内田繁が創設した内田デザイン研究所の総指揮のもと、安藤雅信、日比野克彦、アトリエ・オイ、寺田尚樹といったアーティストが手がけている。「FUYA Ⅰ」は安藤作品が飾られたギャラリーのような空間、「TOMI Ⅰ」は日比野のダンボールアートが彩る食をテーマにした棟など、それぞれの個性や世界観が打ち出されているのがユニーク。

---fadeinpager---

陶作家・安藤雅信が手がけた「FUYA Ⅰ」のラウンジ。

レストランやバーを備えるメイン棟「TOMI Ⅱ」はスイスのデザインスタジオ、アトリエ・オイが担当。

格子アートが特徴の「FUYA Ⅱ」のキッチン付きツインルーム。

※『フィガロジャポン』2019年7月号より抜粋