沖縄に誕生した世界でふたつ目のハレクラニ、その魅力を案内!

Travel 2019.09.20

沖縄本島西海岸エリアで屈指の人気リゾート地、恩納村に、ハワイ通たちも注目するラグジュアリービーチリゾート「ハレクラニ」の世界でふたつ目となるホテル「ハレクラニ沖縄」が誕生! その魅力を探りにさっそく訪れた。

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エメラルドグリーンに光り輝く海! パノラマの絶景に息をのむ。

空港からレンタカーをチャーターして約75分のドライブ。街中のビルが立ち並ぶ風景から空や海、緑豊かな風景へと移ろう本島の中ほど、美しいビーチビューで知られる恩納村の広大な敷地内に誕生した「ハレクラニ沖縄」が目の前に現れる。

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沖縄海岸国定公園内の約1.7kmにわたる海岸線に寄り添うように立つ「ハレクラニ沖縄」。ふたつのウィングを擁する建物の向こう側には、ワイキキのハレクラニが、世界中のありとあらゆるロケーションの中から選んだという話も納得の、見渡す限りの絶景が広がっている。

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到着後まず圧倒されるのが、メインロビーに踏み込むと同時に出迎えてくれるエメラルドグリーンの海景! 目の前を遮るものなく飛び込んでくるパノラマビューに即座に心を掴まれながら、ウェルカムドリンクをいただき、まずはチェックイン。

スイート47室、天然温泉を備えたヴィラ5棟を含めて客室は全360室。そのすべてが50㎡超えでバルコニー付きのオーシャンビュー! それぞれの客室からは刻々と表情を変える碧い海と空、太陽の下に輝く白砂のビーチが独り占めできる。

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開放感たっぷりのバスルームが印象的な「エグゼクティブ オーシャンフロント スイート」。

客室はいずれも、ワイキキのハレクラニのスピリットでもある「セブンシェイズホワイト(7色の白)」を基調にしたデザイン。お約束のサータのベッドや、ボーズのBluetoothスピーカーなど、ポイントはしっかり押さえつつも全体的に無駄がない。このシンプルさへのこだわりは、何よりもホテルを囲む美しい空や海、緑を際立たせるためなのだとか。

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クラブラウンジが利用できるクラブルーム「プレミア クラブ オーシャンフロント」。

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ワイキキの約2倍! 伝統のカトレアの大輪が花開くプール。

ホテル内、真上から眺めると大輪のカトレアの花が中央に浮かぶ「オーキッドプール」は、ワイキキのハレクラニの約2倍の大きさ。キッズ専用プール、大人専用のクワイエットプール、オーシャンフロント側にも専用プールがあり、そこから続くビーチには整備された海水浴可能なゾーンも。このほか、屋内にも通年利用可能な温水プールが完備される(屋外プールとビーチの利用期間は4月〜10月)。

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計150万枚のガラス製タイルで描かれる大輪のカトレアは、ハレクラニを象徴する最大のアイコン!

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プールサイドのカバナでは、目の前のビーチを眺めながらシャンパン片手にまったり過ごすのが気持ちよさそう! カバナ利用料は入れ替え制で1日あたり¥8,000(税サ別、時間はプールによって異なる)。

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ビーチフロントウィングから好アクセスな屋内プール。静かに過ごしたい派にはこちらもおすすめ。

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ハワイと沖縄のヒーリングスピリットを融合したトリートメント。

「ハレクラニ沖縄」が誇る「スパハレクラニ」では、ハワイと沖縄、それぞれに古くから受け継がれているヒーリングメソッドを融合した「ハレクラニ シグネチャー」のトリートメントに注目。なかでもおすすめの「リジュビネーション」は、古来琉球の人々が民間療法に使い、受け継いできた沖縄の植物を取り入れたメニュー。月桃やフーチバー(沖縄ヨモギ)の入ったハーブボールと、スパハレクラニオリジナルのボディマッサージのテクニックで筋肉の疲労を緩め、心身をリラックスさせてくれる。静寂に包まれながら受けるトリートメントは、90分だけでもかなりの夢見心地。120分コースはスイス発のスキンケア「スイス・パーフェクション」を使った30分のフェイシャルが組み込まれているので、エイジングが気になる方にはぜひこちらがおすすめ。

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神聖な気分に導かれるスパのレセプション空間。

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スパ内には天然温泉の温浴施設も備わっており、トリートメント予約のゲストのみ利用可能。リラックス効果は抜群で、トリートメントの効能もさらに高めてくれる。

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ベッドの上に置かれているのは、トリートメントの導入に使われる沖縄いぐさ。沖縄では古来より魔除けにも用いられているものだ。

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ディナーで押さえるべきは、サンセットと「SHIROUX」の食体験。

プールやマリンアクティビティーを楽しんだ後は、お待ちかねのディナータイム! でも「ハレクラニ沖縄」ではディナーの前の“サンセットビューイング”を忘れないで。特にサンセットウィング側のメインロビーからは、日の入り前後に刻々と変化するパノラマの絶景が眺められる。チェックイン時には、日の入りの時間を確認しておこう。

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ロビーに隣接する「サンセットバー スペクトラ」も夕日の絶景ポイントのひとつ。“光の方位”を意味する店名にならって、恩納村が誇るサンセットを堪能できるようデザインされたカウンター席を押さえたい。

ホテル内にはイノベーティブ、日本料理、ステーキ&ワイン、オールデイダイニングと、表情の異なる4つのシグネチャーレストランがラインナップされる。なかでもぜひ訪れるべきは、外苑前のモダンフレンチ「フロリレージュ」川手寛康がコンサルティングシェフを務めるイノベーティブレストラン「SHIROUX(シルー)」だ。

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川手シェフがコンセプトの立ち上げからテーブルウェアにいたるまで徹底してこだわったというレストランのテーマは、“Old is New”。沖縄に古くから根付く伝統食材を中心に用いながら、それらの食材から得るインスピレーションをもとに考案されるお任せのディナーコースがいただける。沖縄でしか体験し得ない新たな食との出合い。白を基調に設えられた開放的な空間も心地よく、石や流木、地元作陶家によるモダンなやちむんなど、川手シェフならではの想いのつまったコースは、料理からのインスピレーションで紡がれるオリジナルドリンクとのペアリングでさらに奥行きあるものになる。

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レストラン名の「シルー」とは、沖縄で「白」を表す言葉。コース前に席にセットされるショープレートの上には、何度でも読み返したくなるようなシェフからのメッセージも。

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夜は迷うことなく「ターンダウンサービス」をチョイス。

ワイキキのハレクラニでも有名な夜のターンダウンサービスは、ちょっと面倒でもぜひリクエストしてみて。客室内にあるパネルで「Don't Disturb」の表示をオフにすれば、ディナーなどの不在中にベッド周りを整えに来てもらえる。

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ターンダウンサービスによってベッドカバーが眠りにつきやすいよう調整され、ナイトウエアとともに小さなギフトがベッドに。就寝時用のミネラルウォーターも補給される。

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タオルはバスローブも含むすべてが今治タオル製。オリジナルバスソルトは、2種類ともリゾート気分を高めてくれる開放的な香り。夜はバスタブでゆったり優雅なバスタイムも満喫して。

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全客室のドライヤーはブローしながらヘアケアできる「復元ドライヤー」。アタッチメントを替えると顔や全身のケアもできるというすぐれもの。ヘッドマッサージ用の「ZAWAWA HEAD」は、リクエストすれば貸し出してもらえる。

バスアメニティは英国の高級フレグランスブランド「ロジャ」。ブランドの調香師が「ハレクラニ沖縄」のために調香したオリジナルの香りで処方されている。入浴後はボディクリームをたっぷり塗って、至福の香りに包まれながらベッドへ!

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朝食は「House Without A Key」でゆったりブランチを。

朝はぜひ早起きして、気持ちのいい海を満喫したい。朝食は、「シルー」の和洋定食と「House Without A Key」のビュッフェ式のいずれかをチョイス可能。

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プールのアプローチに繋がる開放感に浸るなら、ビーチフロントウィングの「House Without A Key」での朝食がおすすめ。キッチンのエッグステーションでは好きな卵料理をオーダーでき、エッグベネディクトは1個からでも調理してくれるので胃にもうれしい。

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ワイキキのハレクラニのオールデイダイニングと同じ名を冠した「House Without A Key」。朝食は沖縄料理と洋食のビュッフェスタイルで、地元の旬の野菜やフルーツをふんだんに使ったメニューと、エッグベネディクトやパンケーキ、アサイーボウルなどハワイ風のメニューも楽しめる。

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ホテルで焼かれるパンも種類豊富。ペストリーやマフィンなど、スイーツ系も充実していて、なかでもバナナブレッドが絶品!

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朝食は“ブランチ”形式で朝7時から14時まで楽しめるので、のんびり朝寝坊もOK。ランチに利用する場合は、12時からアラカルトメニューがオーダーできる。島野菜たっぷりの特製ロコモコは滞在中にぜひ味わいたい。

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食後はレストラン隣のブティックでお土産ハンティングも。写真はホテル限定のテディベア(M)¥14,040、(S)¥7,344。

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沖縄だからこそ味わえる記憶に残る体験「ハレクラニ沖縄 エスケープ」。

滞在中に体験したいアクティビティが、ホテルゲストのみが参加できる独自プログラム「ハレクラニ沖縄 エスケープ」。世界的にも注目される沖縄空手や沖縄伝統食など、地元の人々の日常生活を疑似体験できるウェルネスプログラム「長寿の知恵」(2泊3日)や、マングロープの森で神秘的な沖縄の美しさを満喫する「この島の自然の輝きに触れる」(約2時間)など、ユニークな企画が用意されている。

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ウェルネスプログラムでは、アーユールヴェーダのホリスティックな考え方と沖縄の伝統食を融合した「cafeがらまんじゃく」での昼食、「この島の医食同源に触れる」体験も含まれる。

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「この島の自然の輝きに触れる」プログラムは、地元のナチュラリストのガイドのもと、島の北部のやんばる国定公園内にあるマングローブの森で星空と蛍を鑑賞する特別なカヤックツアー。日本国内に存在する50種の蛍のうち、約半数が生息するという沖縄の自然の美しさを、川をゆっくりパドリングしながら、満天の星の下で鑑賞できる(実施期間は7月〜9月の予定)。

まだまだ出合ったことのない沖縄の雄大な自然や食、魂に触れる旅。沖縄屈指の絶景を抱く「ハレクラニ沖縄」で体感してみては?

ハレクラニ沖縄|Halekurani Okinawa
沖縄県国頭郡恩納村名嘉真1967-1
tel:098-953-8600
全360室 全室バスタブ付き 室料:¥45,000~(1室、税サ別) カード:Amex、Diners、JCB、Master、VISA
www.okinawa.halekulani.com

 

texte:AKARI MATSUURA

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