まだ見ぬ台湾の風景を探しに、台東へ。熱気球ブーム発祥の鹿野（ルーイェ）で、山岳民族の暮らしを知る。

Travel 2019.10.13

台東駅から電車で約15分。熱気球フェスティバルで知られる鹿野では、山岳民族のブヌン族のライフスタイルを体験できるツアーが開催されている。台東線を駆使して、“台東の原風景”と謳われるエリアを訪ねてみよう。

鹿野（ルーイェ）

-Luye-

900ⅿからの絶景と、山の滋味深い郷土料理を。

烏尼囊多元文化工作坊
（ウニナンドーユェンウェンファゴンズオファン）

鹿野駅にほど近い永康村では、山岳民族のブヌン族のライフスタイルを体験するツアーに参加しよう。案内してくれるのは、伝統の衣装に身を包んだハヴタさんとヌナンさん親子。昔ながらの高地の暮らしぶりや狩りの方法を案内してもらいながら亜熱帯のトレイルを歩き、標高1000ⅿの高台でアワや塩漬けの魚を使った郷土料理をいただく。豊かな山の恵みに触れる、忘れ難い体験になるはずだ。

昔から狩りには必ず犬を連れて行ったというブヌン族。トレイルツアーにも看板犬が同行する。

高台にある東屋のキッチンにて。山岳民族の主食である蒸したタロイモやカボチャ、樹豆と排骨のスープ、アワご飯を用意してくれる。

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お土産に持たせてもらうウコン餅作り。

黒米ともち米を混ぜて炊いた竹筒ご飯、原住民特有の「阿粨」という、アワと豚肉を合わせた粽など、ほかでは味わえない郷土料理がずらり。

烏尼囊多元文化工作坊
Uninang Duoyuan Wenhua Gongzuo Fang

台東縣延平鄉永康村泰平路82號
tel:0988-815808
営）11時～19時
要予約（2週間前まで）
ツアー料金1人1,000元
カード不可
www.facebook.com/uninang.taluhan

※鹿野駅から無料送迎あり

●1台湾元*＝約3円（2019年6月現在）＊以下、略称「元」で表記。
●日本から電話をかける場合、台湾の国番号886の後、市外局番の0を取ってダイヤル。台湾内では掲載表記どおりにダイヤルしてください。
●地図内の「站」は鉄道の駅を意味します。
●クレジットカードは略記。Ⓐ＝AMEX、Ⓓ＝DINERS、Ⓙ＝JCB、Ⓜ＝MASTER、Ⓥ＝VISA
●掲載店の営業時間、定休日、商品や料理の価格などは、取材時から変更になる可能性もあります。特に台湾の祝日や年末年始、2月の旧正月には、営業時間、定休日が変更になる可能性があります。ご了承ください。

※『フィガロジャポン』2019年8月号より抜粋

photos : AKEMI KUROSAKA, coordination : HIROKO FUJIKASHI, réalisation : RYOKO KURAISHI