遊びに、ワーケーションに、1万円台ステイ。 オンもオフも楽しめる、東京の地元密着&個性派ホテル4選。
Travel 2021.02.18
気軽に泊まれる等身大のライフスタイルホテルが都内に続々登場。平日なら部屋に仕事を持ち込んでもいい。下町散策や見たことのない都会の風景など、新鮮な東京を味わえるユニークな4軒を紹介する。
#01. 絵になる空間を、まだ知らない下町散策の拠点に。
ランダバウト東京|鶯谷
古きよき風情と歓楽街の面影の残る鶯谷。館内に一歩入ると、吹き抜けのロビーはグリーンとサーモンピンクで彩られ、まるで海外のモーテルのような別世界。いっぽう客室はクリーンでシンプルなつくり。布団のような低いベッドが落ち着く。併設のカフェ&ダイニングバーは、地元の人がコーヒーを買いに来たり、マーケットを開催したり。街に溶け込んだこの場所を拠点に、新たな東京を発見したい。
デラックスツインとスーペリアクイーンはテラス付きで、スカイツリーが見える。
アメニティもフォトジェニック。
2階がフロント。壁に貼られたご近所マップを参考に散歩したい。
生産者を訪ねて食材を選んでいるランダバウトテーブル。朝食は、好きな食材を組み合わせて作るオープンサンド「世界に一つだけのオリジナル朝ごはん」をハンドドリップで入れたコーヒーと。
東京都台東区根岸 3-4-5
tel:03-6802-4431
全169室 バスタブ付き164室、シャワーのみ5室
コンパクトダブル¥8,300~、デラックスツイン¥13,300~(ともに1室2名)
朝食¥1,100~
https://landabout.com
ランダバウトテーブル
営)朝食:8時~10時L.O. カフェ:12時~17時L.O. ディナー・バー:17時~21時L.O. テイクアウト:8時~10時、12時~21時
不定休
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#02. 地域との繋がりから生まれる、新たな出合い。
ノーガ ホテル 秋葉原 東京|秋葉原
日本のサブカルチャーの聖地に「音楽、アート、食」が楽しめるホテルがオープン。電気街の特性から、各客室にスピーカーを設置し、館内もクオリティの高い音響空間を生かしたオリジナルのBGMを流している。また、若手アーティストの作品を展示し、地元の職人による備品も販売。食事はバルスタイルでも、2階の静かなテラスでも、さまざまなスタイルで楽しめるように。好きな音楽に浸るもよし、レンタサイクルで近所を走るのも新鮮だ。
デラックスツインの5室は5社のスピーカーを採用。901号室はバング&オルフセンのBeolab 18。
オリジナルの家具でリビングが区切られている。アメニティはオサジ。
2階のロビー。ネオンサインもアート作品のひとつ。
1階のピッツェリア&バー・ノーガは、ナポリから輸入した薪窯で焼き上げる本格ピッツァが自慢。「シチリアーナ」¥1,730、グラスワイン¥858~
東京都千代田区外神田3-10-11
tel:03-6206-0569
全120室 バスタブ付き7室、シャワーのみ113室
ダブル¥14,000~(1室2名)、デラックス ツイン¥30,000~(1室3名)
朝食¥1,980
https://nohgahotel.com/akihabara
ピッツェリア & バー・ノーガ
tel:03-6206-0607
営)朝食:7時〜9時30分L.O. ランチ:11時30分〜14時30分L.O. カフェ:14時30分〜18時L.O. ディナー:18時〜22時L.O.
無休
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#03. グランピングも楽しめる、白いデザインホテル。
ホテルシロ|池袋
池袋でグランピング!? と話題のホテルだが、魅力はそれだけにあらず。グラフィックデザインはキギが行い、客室の内装は3フロアずつ3つのデザインオフィスが手がけ、白を基調にしながらもミニマル、西海岸、和をテーマにそれぞれの個性を表現。サステイナブルを考慮したアメニティにもこだわりが感じられる。とはいえ泊まるなら、やはりグランピングのできるペントハウス。屋上には、見たことのない都会の風景が広がっている。
テント内にもベッドがあり、ヒーターや電気毛布も完備。夜はライトアップされ、ムード満点。
石灰石が原料のライメックスでエコなアメニティ。
8~10階は、マウントフジアーキテクツスタジオによる和モダンなインテリア。階段を上がるとグランピングエリアが。
池袋のシンボル、フクロウの絵が飾られた1階のカフェ白梟では、朝食に銀座 に志かわの高級食パンを提供。
東京都豊島区池袋2-12-12
tel:03-5985-4686
全41室 バスタブ付き27室、シャワーのみ14室
コンパクトダブル¥9,980(1室2名)、ペントハウス グランピングあり ¥27,980(1室4名)
朝食¥680
https://hotel-siro.jp
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#04. 緑の息吹と、ものづくりのスピリットに囲まれて。
ハマチョウ ホテル|浜町
「“手しごと”と“緑”の見える街」という日本橋浜町の街づくりのコンセプトに寄り添い、具現化したホテル。ファサードやテラスにグリーンを配し、客室から眺められるよう設計。バケーションでもビジネス利用でも寛げる空間だ。なかでもトーキョー クラフトルームは、柳原照弘をクリエイティブディレクターに迎え、国内外のデザイナーが日本の作り手とこの室内のプロダクトを作るという実験的な一室。今後も新たな作品が加わっていく予定だ。
明るく開放的なコーナーダブルは、各フロア1室のみ。
インゲヤード・ローマンデザインの有田焼のティーカップは各客室にも。黒磁¥5,060、青磁¥4,620で購入可。
1階に厨房のあるチョコレートショップ、ネルを併設。
右から時計回りで、アプリコット風味のトリュフ「日本橋Hamachoco」¥1,080、カカオニブが香ばしい「ニブランタン」¥302、契約農家の豆を使ったタブレット「ブンチャブベトナム75%」¥1,080
東京都中央区日本橋浜町3-20-2
tel:03-5643-1811
全170室 全室バスタブ付き
シングル¥9,600~、コーナー ダブル¥18,100~、トーキョー クラフトルーム¥31,200~(ともに1室2名)
朝食¥1,500 ※土、日、祝日のみ
https://hamachohotel.jp
ネル クラフトチョコレート トーキョー
tel:03-5643-7123
営)10時~18時
不定休
●ホテルの宿泊料金、滞在プランは、客室タイプ、時季、サービス内容で異なるため、予約時にホテルにご確認下さい。
●ホテルによって、別途サービス料や宿泊税、入湯税などがかかる場合があります。
●掲載している商品や料理、スパメニュー等の価格は、標準税率10%もしくは軽減税率8%の消費税を含んだ価格です。取材時から変更になる可能性があります。
●掲載店の営業時間、定休日などは、取材時から変更になる可能性があります。最新情報は各施設に問い合わせ、もしくはHPを参照下さい。
●撮影はコロナ対策に十分配慮し、換気に注意のうえ少人数で短時間で行っています。
●マスク等を外して撮影している場合がありますが、通常ホテルのスタッフはマスクやフェイスシールドなどを着用のうえ、感染対策を行っています。
*『フィガロジャポン』2021年2月号より抜粋
photos : TOMOKAZU OHSE, réalisation : KIYOMI FURUSAWA