夏に役立つ、デリケートゾーンのケアと正しい知識。 デリケートゾーンにも保湿って必要?
Beauty 2018.07.26
毎月の生理や妊娠・出産にも直結するデリケートゾーンは、女性にとって一番大切な部分。でも、正しくケアできている人はどのくらいいるのでしょう? トラブル予防にもつながる適切なケア方法や、快適に過ごすためのヒントを、産婦人科医のよしの女性診療所院長・吉野一枝先生に教えてもらいましょう。
特に保湿を心がけるべきは、更年期以降。
「マストではありませんが、冬場に外陰部が乾燥してかゆみを感じるようであれば、専用の保湿クリームで潤いを補いましょう」(吉野先生)
問題は、閉経前後の5年、一般的には45歳~55歳とされる更年期。潤いの元であるエストロゲンが激減することで、ドライアイ、ドライマウス、膣の乾燥など、全身の粘膜の乾燥が激しくなる。
「膣内部が乾くことで性交時に痛みを感じるほか、膣萎縮や炎症を起こし、雑菌も繁殖しやすくなります。残念ながら、その後一生乾燥は進む一方。定期的に膣用のオイルでやさしくマッサージする方法もありますが、根本的に解決するなら、エストロゲンを補うホルモン補充療法(HRT)や、レーザー治療(モナリザタッチ)を」(吉野先生)
更年期から始まるさまざまなトラブルを防ぎ、精神的な安定や免疫力のアップなど、女性の心と体を守ってくれるHRT。利用しない手はない。
吉野一枝先生
よしの女性診療所院長。産婦人科医。臨床心理士。婦人科系疾患はもちろん、心や体の悩みなど女性の人生にやさしく頼もしく寄り添うドクター。生理、妊娠、ホルモンバランスやピルの処方も気軽に相談できる。
著書に『40歳からの女性のからだと気持ちの不安をなくす本』(永岡書店刊)など。
www.drkazue.jp
よしの女性診療所院長。産婦人科医。臨床心理士。婦人科系疾患はもちろん、心や体の悩みなど女性の人生にやさしく頼もしく寄り添うドクター。生理、妊娠、ホルモンバランスやピルの処方も気軽に相談できる。
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photo:©Cavan Images/amanaimages, texte:ERI KATAOKA
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