ロックな女優、クリステン・スチュワートの髪型ヒストリー。

Beauty 2019.06.05

ウェービーショート、プラチナブロンド、丸刈り……さまざまなヘアスタイルを果敢に取り入れ、どんなスタイルも似合ってしまうクリステン・スチュワート。29歳になったハリウッドで最もロックな女優の髪型を振り返ってみよう。

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実験的ヘアスタイルの女王、クリステン・スチュワート。2019年のアカデミー賞授賞式には、前髪をブロンドにしたボーイッシュなヘアスタイルで登場した。(アメリカ・ロサンゼルス、2019年2月25日)photo:Abaca

マスキュリン・フェミニンを彼女のように巧みに操る女優はそういない。私生活でもスクリーンでも反逆児のクリステン・スチュワート。ヘアスタイルに関しては「何でも挑戦し、したいようにする」ーーそれがモットーのようだ。トムボーイなショートからブロンドのリーゼントまで、彼女はまさに怖いものなし。

クリステンのヘアスタイルの冒険は、1999年のドラマシリーズ「マーメイド・ボーイ 僕って人魚!?」に始まる。テレビシリーズ初出演となった本作に、彼女は前髪を下ろしたブラントカットで登場。デイヴィッド・フィンチャー監督作『パニック・ルーム』(2002年)には、ボーイッシュなショートヘアで出演した。その後、女優として飛躍するにつれ、ヘアスタイルの幅も広げていく。

カンヌのレッドカーペットは髪型の見本市に。

クリステンはこれまで、あらゆる色のカラーリングに挑戦してきた。フランスでは、2008年の映画『トワイライト~初恋~』のベラ・スワン役で初めて彼女のことを知った人が多いが、この時の彼女ヘアはやや光沢のある赤みを帯びた栗色のロング。カラーリングはこれが初めてではないし、もちろん最後でもない。映画『スノーホワイト』(2012年)では、ゴシックなテイストのセクシーな黒髪、その前年には、ニマ・ヌリザデ監督作『エージェント・ウルトラ』で、鮮やかな赤毛を颯爽となびかせている。また、2016年のカンヌ国際映画祭では、見事なプラチナブロンドで登場し、観衆をあっと驚かせた。

審査員として参加した昨年のカンヌでも、彼女はチャレンジ精神を発揮している。ロカビリーなリーゼント、ミニシニョン、そして束にして額になでつけたウェットな前髪……。カンヌのレッドカーペットはヘアスタイルの見本市と化した。

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衝撃的な変身。映画『パーソナル・ショッパー』のプレミアにベリーショートで登場したクリステン。(アメリカ・ロサンゼルス、2017年3月7日)photo:Abaca

「トライワイト・サーガ」シリーズに、ショートヘアで決別。

髪の長さもいろいろと試している。「トライワイト・サーガ」シリーズに出演していた時期は髪にボリュームを出すため、また撮影中のヘアメイクの時間短縮という理由から、エクステンションを使用していた。2016年11月にエレン・デジェネレスのトーク番組で語っているように、これはどうやら彼女にとっては「厄介な」体験だったようだ。司会のエレンに、シリーズ出演の感想を聞かれたクリス店は、「エクステンションがとても煩わしかった」と答えている。公私ともに充実した年となった2014年には、ウェーブを入れたショートボブに挑戦。2016年10月のニューヨーク映画祭では、一転、ベリーショートの髪をオールバックにしてカメラの前に登場した。

クリステンは当時『ピープル』誌で、この劇的な変身の理由を明かしている。「この2年で5本の映画に出演したから、少し息抜きしたくなった。それに、イメージチェンジってこれまで一度もしたことがなかったから」。彼女はさらに続けた。「10歳の頃からずっと当たり障りのないヘアスタイルだったので、いっそのことばっさり切ってしまおうと思ったの」

新しいヘアスタイルへの、飽くなき探求心。

自由なヘアスタイルがトレードマークのクリステンだが、エレガントなスタイルも得意。髪を片側に流すワンサイドヘアや高い位置でまとめたシニョンは、彼女のほっそりとした顔が引き立つアレンジだ。アンドロジナスな妖気の漂うウェットヘアにも挑戦したこともある。ウディ・アレン監督の『カフェ・ソサエティ』(2016年)で、1930年代のニューヨークの女性を演じた際には、実にモダンなサイドパートのレイヤーボブを披露した。

楽しみなのは、ベネディクト・アンドリューズの次回作『All against Enemies』。ヌーベルバーグのシンボルとなったジーン・セバーグ役を演じている。ということは、ブロンドのウルトラショートのクリステンにお目にかかれるはず。ここ最近、普段は前髪をブリーチしたボーイッシュなスタイルの彼女だが、これからもあっと驚くようなヘアに挑戦してくれるに違いない。

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クリステン・スチュワートのベストヘアスタイル。

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デビューから12歳の頃は、地毛のカラーを活かしたボブ。『パニック・ルーム』公開時の記者会見にて。(アメリカ・ロサンゼルス、2002年)photo:Abaca

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『コールド・クリーク 過去を持つ家』のプレミアに、赤褐色のロングヘアで登場。(アメリカ・ロサンゼルス、2003年9月)photo:Abaca

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ファム・ファタルなバルドー風シニョンは、『イントゥ・ザ・ワイルド』のプレミアにて披露。(アメリカ・ロサンゼルス、2007年9月)photo:Abaca

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うっとりするようなエアリー感のあるロングヘア。キャサリン・ハードウィック監督の『トワイライト~初恋~』。photo:Abaca

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2009年のMTVミュージックアワードには、ボリューム感を出した無造作なウェービーヘアで登場。(アメリカ・ロサンゼルス、2009年8月)photo:Abaca

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ウルフカットの進化形、シャギーを入れたショートボブでティーン・チョイス・アワードに登場。(アメリカ・ロサンゼルス、2009年8月)photo:Abaca

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「トライワイト・サーガ」ファンの会には、ゴシックシックなヘアスタイルで登場。(ドイツ、2009年11月)photo:Abaca

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ハリウッド女優らしい、90年代のグランジ風シニョン。(アメリカ・ロサンゼルス、2009年11月)photo:Abaca

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赤みのあるブロンドのメッシュを入れたスタイルで、トークショー「レイトショー・ウィズ・デイヴィッド・レターマン」に出演。(アメリカ・ニューヨーク、2010年6月)photo:Abaca

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ボリュームを出したルーズなポニーテールが見事。(ドイツ・ベルリン、2012年11月)photo:Abaca

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ニマ・ヌリザデ監督作『エージェント・ウルトラ』では赤毛のワイルドなスタイルを披露。(2015年)photo:Abaca

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ウディ・アレンの『カフェ・ソサエティ』では、狂騒の時代に流行したボブに挑戦。(2015年8月)photo:Abaca

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ボリュームのあるオールバック。オリヴィエ・アサイヤス監督の『パーソナル・ショッパー』撮影時。(2015年)photo:Abaca

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ビーチから戻ってきたばかりのようなウェットヘア。ニューヨーク映画批評家協会賞授賞式。(アメリカ・ニューヨーク、2016年1月)photo:Abaca

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セクシーなウェーブヘア。サンダンス映画祭にて。(アメリカ・パークシティ、2016年1月)photo:Abaca

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パンクテイストのプラチナブロンドのボブ。カンヌ国際映画祭にて(フランス・カンヌ、2016年5月)photo:Abaca

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根元をダークにしたブロンドのボブ。こちらも同じ年のカンヌ国際映画祭にて。(フランス・カンヌ、2016年5月)photo:Abaca

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映画『カフェ・ソサイエティ』の記者会見。(アメリカ・ニューヨーク、2016年7月)photo:Abaca

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ロカビリー風シニョン。映画『ビリー・リンの永遠の一日』プレミアにて。(アメリカ・ニューヨーク、2016年10月)photo:Abaca

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ボーイッシュなブリーチショート。アンドロジナスなスタイルがよく似合う。ニューヨーク映画祭にて。(アメリカ・ニューヨーク、2016年10月)photo:Abaca

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G.I.カットで衝撃的なイメージチェンジ。映画『パーソナル・ショッパー』のプレミア上映会にウルトラショートで登場したクリステン。(アメリカ・ロサンゼルス、2017年3月7日)photo:Abaca

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ポイントでブリーチを入れたピクシーカット。何度となくショートに挑戦してきたクリステンは、香水「ガブリエル・ドゥ・シャネル」の発売記念パーティでも大胆なショートを披露。(フランス・パリ、2017年7月4日)photo:Getty Images

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部分的にブリーチを入れたパンク感漂うミニモヒカン。『Come Swim』プレミアにて。(アメリカ・ロサンゼルス、2017年11月9日)photo:Getty Images

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伸びかけの髪を活かしたウルフカット。シャネルの2018/2019年クルーズショー会場。(フランス・パリ、2018年5月3日)photo:Getty Images

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ウェービーなリーゼント。昨年のカンヌ国際映画祭で審査員を務めたクリステン。ウェーブした前髪を垂らしたリーゼントで登場。『誰もがそれを知っている』公式上映にて。(フランス・カンヌ、2018日5月8日)photo:Getty Images

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amfAR(アメリカ・エイズ研究財団)のチャリティ・ガラには、無造作なヘアアレンジで登場。前髪はラフに流しているが、それ以外はあちこちに挿したメタリックなヘアピンできっちり留めている。(フランス・キャップダンティーブ、2018年5月17日)photo:Getty Images

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カンヌのクロージングでは、ショートヘアのロマンティックな巻き髪アレンジを披露した。(フランス・カンヌ、2018年5月19日)photo:Getty Images

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プラチナブロンドのベリーショートに回帰。(カナダ・トロント、2018年9月15日)photo:Getty Images

texte:Mathilde Guyenot (madame.lefigaro.fr)

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