「臓活」で、ストレスに負けない身体づくり 寝ている時に足がつる......。運動不足のせい?
Beauty 2020.04.15
寝ている時や、何気ない動作をした時、足がつってしまうという人。筋肉系のトラブルには、実は「五臓」の機能低下が関係している可能性が……。中医学の専門家である尹生花先生に改善法を教えてもらいました。
ベッドに入ってから眠るまでの間や、寝ている間に突然足がつることがあります。揉みほぐすとその場では解消されるものの、疲れている時に発生しがち。マッサージやストレッチなどを試しましたが、根本的には解決せず、繰り返してしまいます。これって運動不足のせいでしょうか?
「肝」の機能が低下している可能性が。寝ている時に足がつる人は、瘀血(おけつ ※中医学において血の巡りが滞り、よどんだ状態を指す)が関係しているケースも。漢方茶や経絡に添ったマッサージで養生し、体内の巡りを促してあげましょう。
足がつるなど、筋肉にトラブルが発生する場合、中医学で筋肉と深い関わりを持つとされる「肝」の機能低下が考えられる。
© apjt/amanaimages
「肝は生命活動に必要な『気』や『血』を、身体のすみずみまで巡らせる働きがあります。足がつるのは、身体の巡りが滞り、末端に気や血が十分届いていないサインといえます」(尹先生)
マッサージを行う際は、痛みが生じた部位だけでなく、肝の経絡に添ってツボを押しながら行うのがポイント。また肝の働きを補う漢方茶で内側から養生することで、効率よく巡りを促して。
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「肝」を養生するワンポイントケア
漢方茶を取り入れて、肝の機能を向上。
臓美茶 春(肝)1カ月パック 30包 ¥22,500/BHY
クコやウメ、ショウウイキョウなど、肝の働きを補う天然素材をブレンドした、尹先生特製の漢方茶。お湯に溶かすパウダータイプなので煎じる必要がなく、自宅はもちろん、仕事の合間にも手軽に漢方素材を摂取できるのがうれしい。ほろ苦く、ホッとするような味わい。
肝の経絡に添ってやさしくマッサージ。
足がつりやすい時は、肝に繋がる「経絡」に添ったマッサージを習慣に。イラストのとおり、爪先の大敦(だいとん)からスタートして、脚の内側を通り、胸下の期門(きもん)まで。経絡上のツボにあたる部分を、1カ所につき5回ほど揉みほぐしながら、やさしくマッサージしていこう。
尹生花 Yin Seika
北京中医薬大学博士課程修了。医学博士。美容健康サロン「BHY」代表。中医学の深い知識に基づき、いち早く「身体の内側(五臓)と肌の相関関係」に注目。鍼灸や漢方アロマを融合した独自の施術や、生活習慣のアドバイスを実践し、身体を根本から立て直すメソッドが、多くの女性に支持されている。近著に『みんなの臓活』(ワニブックス刊)
www.bhy.co.jp
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illustrations:NAGISA HAMADA, texte:NAMIKO UNO