「汗でぺしゃんこ」を防ぐ、夏の前髪ふんわりキープ法。
Beauty 2021.08.19
「前髪が決まらないと、1日ブルーなんです」
これは20代の女性から、よく耳にする声です。昨年とある市場調査で「ミレニアル世代やZ世代にとって、前髪はメイクと同じくらい大切な存在」という話を聞き、正直びっくりしてしまった私(ヘアスタイル全体ではなく「なんで前髪限定!?」と)。
試しに我が家のアシスタントふたり(ともに20代)に聞いてみると、「前髪、超大事です!」「友達と写真撮る時は、みんな絶対前髪直します」と、情熱的に語られて、さらにびっくり。理由は、「肌はアプリでいくらでも修正できるけど、髪は修正できないから(もしくは修正しても不自然になるから)」とのこと。な、ナルホド……!
そんな「前髪命」の女性にとって、温度も湿度も高い夏は受難の季節です。汗や皮脂で頭皮がベタベタ、せっかくふわっと立ち上げた前髪も、流行のシースルーバングも台無しになりがち。そんなニーズに応えるように、最近続々登場しているのが「前髪」や「頭皮のベタつき」にフォーカスしたアイテムたちです。ちょっぴりニッチな製品ではありますが、使い勝手がどうなのか、じっくり試してみました!
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ジェル状ドライシャンプーで、頭皮や前髪をサラサラに
水なしで頭皮や髪をサラサラに保ってくれるのが、イグニス イオのドライシャンプー。これまでドライシャンプーはパウダータイプが主流でしたが、この製品はみずみずしいジェルタイプ(ミントゼリーみたい!)。前髪の根元につけやすく、塗布した直後からスーッと爽快な感覚が広がっていきます。地肌をすっきり整え、なじんだ後は髪の質感もサラサラに。余分な汗や皮脂の吸着作用に優れ、ジムのあとや外出先で汗をかいた時にも活躍してくれます。発売以来、店頭では「前髪の崩れ防止に最適」と、手に取る人も多いそう。フローラルハーブの香りが顔周りを包み込み、爽快な気分へと誘います。
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シースルーバングをキープ! 注目の前髪用透明ジェル
ケイトから9月に誕生するのは、前髪の印象を自在に操るマスカラタイプの透明ジェル。そういえば、カラーリング用ヘアマスカラは存在したけど、前髪用のマスカラは珍しいかも? ブラシは目元用マスカラ2本分くらいの長さで、先端が細めです。軸の長さもブラシの密度も、髪をとかすのにちょうどいいサイズ感。サッとひとなでするだけで、前髪に適度な束感を演出し、パリッと固め過ぎずに艶やかな仕上がりを叶えます。手グシは通るけど、束感はきちんとフィックスするのがうれしい限り。ポーチに忍ばせておくと、外出先でのお直しに重宝しそうです。
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生え際や分け目にポンポン、頭皮用の制汗パウダー
その名も「アセトメル」という、いまの季節にぴったりな顔周りの制汗剤シリーズ。写真はユニークな頭皮用、ヘッドがパフになっており、生え際や分け目にポンポンとなじませて、サラサラのパウダーを塗布していきます。あくまでシアーなフィット感で、最初は「本当にちゃんとついてるの!?」と半信半疑だったのですが……。猛暑日に使ってみたところ、首筋や背中は汗びっしょりなのに、確かに生え際からは汗が流れてこない!? 粉っぽくならず、見た目にも分からない、意外にこれスグレモノかもしれません。前髪キープはもちろんのこと、まとめ髪の生え際になじませる、汗対策としてもオススメです。
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ハーブや果実の恵みで、頭皮からスッキリ爽快に
生え際にジワッと汗がにじむこの季節、前髪と頭皮のベタベタ感を解消したい時には、「シャンプーを変えてみる」のもひとつの手です。ヘアキッチンの「リフレッシングシャンプー」は、ペパーミント葉エキスを配合した、爽快な使い心地。シャンプーしている最中からじんわり頭皮に清涼感が広がって、ベタつきの原因となる余分な汗や皮脂を洗い流してます。キシキシしない洗い上がりですが、より髪をしっとり保ちたい時は、トリートメントを仕上がり別にカスタマイズできるのも◎。野菜や果物に含まれるフィトケミカルの力で、頭皮や髪のダメージをケアし、爽やかなレモンとハーブの香りに気分もリフレッシュできそうです。
マスク生活が続き、顔の「上半分」が注目されるいま。前髪の印象は、以前にも増して重要度が高まっています。ちょっぴりニッチではあるけれど、実力派のヘアアイテムたち。汗でベタベタの頭皮や、ぺしゃんこ前髪に悩む方は、ぜひお試しを。
イグニス
0120-664-227(フリーダイヤル)
www.ignis.jp/io
S・S セグレート事業部
0120-482-834(フリーダイヤル)
www.asetmel.jp
カネボウ化粧品
0120-518-520(フリーダイヤル)
www.nomorerules.net
資生堂プロフェッショナル
0120-81-4710(フリーダイヤル)
www.hair-kitchen.com/jp
text: Namiko Uno