新しい時代、自由な私になるビューティTIPS<秋編> 一大リニューアルの秋! yujiが語る「新装開店劇が起こる時」
Beauty 2021.09.09
土の時代から風の時代へと移り変わって、もうすぐ一年。価値観や暮らし方が、以前とはすっかり変化している人もいるのでは? 今回は、9月23日の秋分から12月22日の冬至までの3カ月間について、ヒーラーで星読みのyujiさんに教えてもらいました。
さらにyujiさんのアドバイスに沿って、風の時代の「自分らしさ」を開花させるためのビューティ&香りのアイテムを、メイクアップアーティストMICHIRUさんとアロマデザイナーHarunaさんがセレクトします!
心が求めたものは?
文/yuji(ヒーラー・星読み)
前回の記事では“夏至〜秋分は成長の時。内側に籠り、自分を見つめる修行、研鑽の時とすべし”ということをお伝えしました。
実際、この3カ月の間、私たちは“内側からの声を聞く機会”に恵まれ、きっと多くの人が本心のささやきに耳をすませてきたのではないでしょうか。
いままでの時代、つまり土の時代には“時代が求める仕組みにある程度自分自身をフィットさせる”必要がありました。就活の際のリクルートスーツや定形の履歴書フォーマット。受験の際、美大ですら美大に合わせた予備校や対策が存在していたことなどは、その代表格ともいえるもの。
とはいえ、土の時代の最終盤には、そういったものもその威をあまり感じられなくなっていましたが、2000年代になる前は、社会でのキャリアパスといったものが確実に存在し、それに乗れるかどうかで生涯賃金や社会での属性、ステータスといったものが決まっていく社会、時代であったと思うのです。
ただ、風の時代となったいまは、そういった時代の色、背景というものも、もはやだいぶ過去のものとなってきました。“夏至〜秋分編”でもお伝えしたとおり、むしろ風の時代とは土の時代とは真逆の、個性が咲き乱れていくとき。己の内に吹く風を感じて、己が信じる道を進んでいく時代なのです。
コロナショックという強烈すぎる時代の変化を告げるアラームが鳴り響いたこと、風の時代になって半年が経ったことで土的なモノが吹き飛ばされて、“一般的な幸せや豊かさ”、いや、もう少し厳しめに表現するなら、“ほかの誰かによって作られた虚構の幸せ、豊かさ”といったものからの解脱が進んできた。そして、自分たちが求める幸せ、豊かさといったものが内観を進めることによって徐々に見えてきた!……それがこの夏、秋にあなた自身に起きた変化ではないでしょうか。
最近巷でよく耳にする言葉に“社会・他人軸”と“自分軸”というものがありますが、まさにこの直近の3カ月の間であなたは本心と対話をし、本来の自分軸を取り戻せたはず。
あなたの心の声、心が求めるものの輪郭は“いままであなたが社会に見せていた顔”とは違うものの可能性もありますが、そんなB面ともいえるあなたの顔、在り方を受け止めてくれて、それを良いと言ってくれる仲間がいて、場所があることをもうあなたはきっとどこかで知っていたり、不思議なシンクロ、共鳴を感じているのではと思います。
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新しい可能性が芽吹き、自分を取り巻く世界が変わっていく時
“秋分”とは“天秤座”という“社会との接点・繋がり”を表すサインに太陽が入るとき。
そのため“天秤座の割合”が高い人は、“見た目を気にする、中立・中庸を好む、客観的に見た社会の中での自分のイメージを気にかける傾向”があるとされます。
ただ、いまは木星も土星も水瓶座に鎮座し、水瓶座的な“オルタナティブなパワー”を最大出力で全世界に向けて放っているとき。
そのため、「社会での見られ方(天秤座)× オルタナティブ・B面(水瓶座)」という方程式が成り立ち、この秋分頃からは私たちの“普段とは違う側面、内側の顔、秘めていた何か”を表に引っ張り出してくるようなバイブスが高まっていくこととなります。
話は戻りますが、この夏の間に“あなたの心の内に渦巻いていた”のは、社会的に認められるとか受け入れられるとかはさておき、とりあえず前からやってみたかった、子どもの頃に好きだった〇〇をしたいな、とか、新たに△△△をトライしたいな、といったことではないでしょうか。
そして、それこそが“あなたの本来の能力であったり、天分”であったりするはずなのですが、いままでの人の社会では、幼少期からやっていないと評価されづらいとか、いままでの成績、実績が優先されて、ちょっと趣味でやっているくらいでは表に出しづらい……といったこともあったはず。
ただ、私たちはもう“水瓶座・魚座”という二大・超越者星座がその時代背景を色濃く染めていくときに突入しているので、そんな“人間社会の都合”とか“人の世界の色メガネ”で自分をジャッジして、才能を切り刻んだりしなくても、出し惜しみをしなくてもいいのではと思います。
個々人が星々から“与えられたもの”、それをきちんと世に出していく、表現していくことが最高の自己表現であり、社会貢献になること。それを結果として多くの人がこれからは体験していくこととなるるはずですし、また、これからの時代において、“天から与えられしもの”を使っていくことが“成功する、風に乗る”ための基本戦略であるとも思うのです。
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自分の中にあるnew meを打ち出していく、その勇気を振り絞る時
こうして自分の中にある“くすぶり・パッションの源泉”が見えたら、社会でのニーズ、受容、許容の有無は一旦軽くスルーして、勇気を振り絞り実行していく、形にしていくだけ!
前述のとおり、今年の秋分〜冬至の間は“本心が求めるもの”に従い、自分をいままでの自分像とは異なるものへと上書きしていく時。
そのため、あなたがある一本の、豊かな実がなる樹木だとしたら、今年の“秋”、収穫のシーズンはいつもの果実をその枝に付けないかもしれません。
その実のファン、購買者だった人たちは大層がっかりする……なんていうこともあり得るでしょう。でも、あなたはその“ファンたちのため”に生きているわけではありませんし、また、“いままでとは違う実をつけることになる”ので、今度はその新しい方の実のファンが、いえ、以前よりももっと多くの人々が、あなたが“この秋以降に結実させるもの”のファンとなり、あなたを支えてくれることと思います。
yuji
ヒーラー・星読み
香川県高松市生まれ。18歳でイタリアに渡り、現地大学院卒業。ミラノにてプロダクトデザイン事務所に勤めるも、ヒーラーとしての宿命に導かれ東京での活動をスタート。現在は個人鑑定、講演、執筆など幅広い分野で活動。近著に『「風の時代」に自分を最適化する方法』(講談社刊)、『星2.0』(光文社刊)がある。
Twitter:@yujiscope