ジェニファー・アニストンの髪型が注目され続ける理由。
Beauty 2021.09.26
ドラマ「フレンズ」でのヘアスタイルは“レイチェルカット”として有名になったが、「フレンズ」後もジェニファーのヘアスタイルは注目されているらしいことがグーグルの検索結果から分かった。
第77回ゴールデングローブ賞授賞式に出席したジェニファー・アニストン。(ロサンゼルス、2020年1月5日。)Hahn Lionel/ABACA
ジェニファー・アニストンはヘアスタイルの究極アイコンなのか? ウェブサイト「RY(Recreate Yourself)」が200人のセレブのヘア、メイク、スキンケアなど、ビューティに関するグーグル検索を分析したところ、このような結論が導き出された。
そしてジェニファーは、ブラッド・ピットと別れたいまも、ヘアスタイルの女王のようだ。この調査によれば年間60万回以上検索、参照されるヘアスタイルとしてはセレーナ・ゴメス(検索回数400,400回)やアリアナ・グランデ(369,700回)を上回っている。年を経てもなお、ヘアスタイルのお手本として若い世代の支持を得ているのだ。
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さらに、ビューティジャンルのお手本セレブとしても、カイリー・ジェンナー、アリアナ・グランデに次いで、3番目に影響力があることを誇ってもいいかもしれない。
「フレンズ」シリーズが始まって30年近く経った今年、再会スペシャル特番が配信された。ジェニファー・アニストンの影響力が今日も強いのは、フレンズの役での「レイチェル」カットのおかげだろう。90年代にティーンら若い女性の間で一世を風靡したこのボブヘアはクリス・マクミランがデザインしたもの。セレーナ・ゴメスの新しいヘアスタイルがこれをお手本にしているということで、2020年3月、デサンジュの美容師で結び髪やシニヨンヘアのエキスパート、クローディア・ゾッコが本誌のために解説してくれたところによると、「それに80年代に流行った、段を多く入れたスタイルやマレットヘアとは一線を画していました……しかし、何よりもその人物像がこのカットをアイコニックなものにしたのだと思います。レイチェルは90年代の新しい自由を体現していた。だから、カットだけでなく、その存在自体が当時の世代のお手本となったのです」
それに、ボブヘアはともかくとして、レイチェル役とともに生まれたそのロングヘアやバレイヤージュカラーの人気はいまも根強い。
ジェニファー・アニストンにとってこれは新しいビジネスチャンスかもしれない。実際、「LolaVie」というビューティーライン(ヘアケアだけでなくボディケアやキャンドル、シャワージェルもある)を立ち上げている。そして間違いなく、本人自身が最高のアンバサダーだろう。
text:Justine Feutry (madame.lefigaro.fr)