自律神経のバランスが揺らいだ時、使いたいアロマは?

Beauty 2021.10.03

前回に続いて、揺らぎやすい季節に自律神経を調整する方法を紹介します。特に就寝前に有効なのが香りの力。今回は心を鎮静させ、自律神経のバランスを整えてくれる香りをピックアップしました。

バランスの香り:ゼラニウム

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photo:iStock

ゼラニウムは、心身のバランスを整えてくれる精油。不安や抑うつに寄り添い、ストレスを緩和するのに役立ってくれます。ローズと同様、ゲラニオールを含み、ローズに似た甘やかな香りを放ちます。ゼラニウムは月経周期にも作用し、整えてくれるのもポイント。また、スキンケアにおいても肌を整えてくれるので、まさに心身、肌のためのバランスの精油なのです。

ゼラニウムは使い方もマルチ。そのまま芳香を楽しんでも、アロマスプレー、アロマオイルとしても、足浴や手浴にもOK。どんなシーンにも合います。いちばんのおすすめは、植物オイルに混ぜてセルフマッサージすること。肌にも、心にも、一気に浸透して、揺らいでいる状態を整えてくれます。
※妊娠初期の方の使用は避けましょう。

<希釈の目安>
植物オイル30mlに対して濃度1%の場合 精油6滴
※全身マッサージには30ml〜50mlを目安に用意してください。

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自分軸に戻してくれる香り:ベチバー

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クスノキ科のベチバーの主成分はベチベロール。根がとても強く、鎮静させる作用と強壮する作用の両方の作用があると言われています。神経が過敏でイライラしている時や疲れた時、感情の起伏が激しい時などに、きちんと自分軸に戻してくれる香り。第1、第3チャクラとも関係が深いとされ、不安定な心と身体をフラットに戻してくれるとも言われています。ここぞ、の大舞台の前に心を落ち着かせる助けになるので、なんだか足が地についていないような時にもおすすめ! 催淫作用もあることも付け加えておきます。

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ベチバーは、主張のある強い香りなので、少量使いがおすすめ。アロマポットで部屋に焚いてもいいですし、出先の場合はさっとハンカチに1滴垂らして近くに置いて、応急アロマとして使っても。その場合は、直接肌に触れないように注意してくださいね。産後でちょっと気分が落ち込みやすい時にも活用してみてください。

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繋がりを強化する香り:ローズウッド

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自身と他人の繋がりをもたらしてくれると言われているローズウッドは、スパイシーなウッディフローラルの香りが特徴的。成分はリナロールが8割を占めています。ローズウッドに含まれるd-リナロールは交感神経を活性化し、神経を強壮。鎮静だけでなく、活性し、心身のバランスをとる効果があることから重宝されています。鎮静作用や抗不安作用もあるので、気持ちがざわざわしている時や迷いのある時などにうってつけ。甘いだけではない、落ち着きのあるウッディ感が心に静寂を与えてくれます。

ローズウッドは、天然塩と混ぜてアロマバスソルトにしても。湯船にこの香りが広がるだけで、ホッと落ち着き高ぶった感情が鎮静します。日中に使ってももちろんよいですが、夜の睡眠の前がおすすめ。リラックスのおともにしても脳が安らぎます。ストレスフルな毎日を送る方にはぴったり。

自律神経のバランスが整うと、うれしい効果がたくさん。

・疲れにくくなる
・アクティブになれる
・肌悩みも少なくなってくる
・冷えにくくなる
・やる気が出る
・集中力が高まる
・心も身体も揺らぎにくくなる
・自己肯定感が高まる

思考も冴えて、仕事や、家事、プライベートなどもより一層楽しめるようになるはず。
毎日の習慣、サイクルを見直し、香りの力をぜひ取り入れてみてください。

text:Naoko Kubo

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