医師が教える吸水ショーツ選び＆洗濯方法。

前回の記事では、取り入れやすいフェムケアグッズとして、オーガニックコットン100％ナプキンや吸水ショーツについて紹介しました。
今回は、吸水ショーツに関して、その選び方や洗濯方法を詳しくお伝えします。

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吸水ショーツとは、デリケートゾーンから出る月経血などの液体を吸収してくれるショーツです。
ナプキンを使う代わりに、これ1枚履けばよいという優れもの。
でも、「横漏れは大丈夫!?」「洗うのは面倒じゃない？」など、初めての使用には不安があると思います。

吸水ショーツの選び方

吸水ショーツは、各社からそれぞれに機能性やデザイン性を高めたものが出ています。
シーンに応じて、2〜3種類使い分けるのがおすすめです。

吸水量や吸水性
多い日には、たっぷり吸水量が多く（30〜60ml程度）、お尻まですっぽりと吸水パットが覆うものを。
少ない日には、適度な吸水量（10〜20ml程度）のスリムなタイプもOKです。
大容量といえども、吸水パットの幅が狭いものもあります。私はこれを選んでしまって横漏れした苦い経験があります。吸水面がしっかり幅広のものを選ぶことをおすすめします。

素材
においが気になる場合は、消臭効果のある素材を選びましょう。
多い日にはしっかりと防水効果があるものが安心ですが、少ない日には蒸れずに通気性がよい薄手のタイプも使えます。
冷えが気になる女性には、温め効果があるものもあります。冬はもちろん、夏場でもエアコンが効いた環境にいる人にはおすすめです。

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デザイン性
やっぱりデザイン性も気になるものですよね。
多い日には、すっぽりお腹もお尻も覆ってくれる大きなタイプが安心ですが、少ない日であれば、レース素材やアウターに響かない薄手タイプも選択肢に。
生理になりそうだな？という予感日に薄手のタイプを履いておけば、つけ心地も普通のショーツと変わらないのに、安心感が抜群です。

サイズ感
緩すぎても漏れが心配ですし、きつすぎるとストレスになります。
しっかりと肌に密着しながらも、ピチピチになりすぎないサイズを選びましょう。
メーカーによってサイズ感が違うので、できれば初回は店頭で確認するのがベターだと思います。

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洗濯の方法

最も気になるのは、洗濯ではないでしょうか。
経血のついたショーツを洗うことになります。
血がついたまま放置するのは、NGです。
外出の際に交換するのもなかなか難しいので、家に戻って交換できるようにスケジューリングしましょう。
脱いだらすぐに、血液を落とすこと。
すぐに落ちない量であれば、洗面器に水を張って浸け洗いをしましょう。
20〜30分ほど水に浸けてから、もみ洗いを。
落ちにくい場合は、経血用の洗剤を使うと、より落ちやすくなります。
血液を落としたら、普通の洗濯ものと一緒に洗濯機に放り込んでも大丈夫です。

ナプキンのように使い捨てではないぶん、初めは少し手間に感じるかもしれません。
私の場合は、手洗いをお風呂に入る際のルーティーンにしています。
お風呂に入りながら水に浸けておき、身体を洗うついでに吸水ショーツを手洗いします。そうすれば＋αの手間で済みますから、ズボラな私でも習慣にできました。

自分のためにも、地球のためにも、吸水ショーツはフェムケアの第一歩におすすめですよ。