ジュリアン・ムーア、眉毛がない理由とは?
Beauty 2022.07.26
ジュリアン・ムーアはティーンの頃、眉毛の色にコンプレックスがあったため、抜きすぎて生えてこなくなったことを明かした。
カンヌ国際映画祭でのジュリアン・ムーア。(2022年5月17日)photo: Laurent Koffel/Gamma-Rapho via Getty Images
赤毛がきれいなオスカー女優、ジュリアン・ムーアは地毛の色で悩んでいた時期がある。イギリスのサンデー・タイムズ紙から美容について取材を受け、髪から眉毛、肌に至るまで「赤毛」の身体的特徴すべてについて一定の年齢になるまで悩んでいたことを告白している。
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「アメリカで育ち、そばかすがある子どもなんて周りに誰もいませんでした。自分もみんなのように日焼けしたかったし」と、取材で語っている。「ビーチに行けなかったり、長袖を着ていなければならなかったりするのがとても嫌でした。その記憶は今でも尾を引いていると思います」
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毛を抜き、脱色を繰り返した
他の子と「同じように」なるために眉毛までいじった。「しょっちゅう毛を抜き、脱色し、ありとあらゆることをやった結果、全然生えてこなくなりました。いまは描くしかありません」と言いつつ、元の眉毛の色を「見つけるのが難しい」ことを打ち明けた。ただしロレアル パリのミューズは、メイクで描いているのか、アートメイクで復元しているのかは明言していない。
後悔先に立たずだからこそ、娘にはくれぐれも言い聞かせている。「リブは赤毛で、立派な黒い眉毛なんです。本人には“くれぐれもいじらないでね。本気で言っているのよ。他の誰にも触らせてもダメ”と言っているんです」とのこと。
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自分を見つめ直す
61歳となった現在、10代の頃に比べ、自分の外見や、他人がそれをどう思うかはだいぶ気にしなくなったと言う。「きっと他に関心のあることがあるからですね。たとえば家族や人間関係、仕事やコミュニティとか。だから外見に対する近視眼的な見方が薄れてくるのでしょう」と言いつつ、「完全に気にしなくなることはないと思うし、そんな人、この世の中にはいないと思います。誰もが少しは気にしていますよね。でも、気にする度合いとか、気にする無意味さとか、年を重ねるほどはっきりしてきますね」と結論づけた。
text: Victoria Hidoussi (madame.lefigaro.fr)