夏の疲労回復に、発酵ドリンク「コンブチャ」を。

アメリカでは、ヘルシードリンクの定番となっている発酵飲料「コンブチャ」。
夏の栄養補給や疲労回復にもぴったりです。
私自身、家で育てていた時期もありましたが、最近は都内でも自家製コンブチャが飲めるショップが増えてきたので、もっぱらカフェで飲んでいます。
スーパーマーケットでも、いろいろなフレーバーのコンブチャが手に入るようになってきました。

コンブチャはブームからライフスタイルへ

アメリカの東海岸や西海岸のスーパーマーケットの棚は、コンブチャに席巻されていると言っても過言ではありません。
各メーカーから、ハーブにフルーツなどのいろいろなフレーバーのコンブチャが発売され、アルコール発酵したハードコンブチャも、炭酸水に並んで人気です。
もはや、ブームというよりも日常のドリンクとしてライフスタイルに定着した感があります。
同じ炭酸なら、コークよりもコンブチャをチョイスする人が増えています。

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ヘルシーの秘密は？

コンブチャは、紅茶や緑茶をベースに、スコビー菌という種菌を入れて発酵させたシュワシュワ発泡するドリンクです。
酢酸菌によって、お酢と同じ酸っぱい成分である酢酸が生まれ、独特の酸味があります。

酢酸を代表にコンブチャには、グルコン酸、グルクロン酸、クエン酸、乳酸、リンゴ酸など人のエネルギー代謝にも必要なたくさんの酸が含まれています。
ビタミンB群やミネラル類も疲労回復やエネルギー代謝を高めるために役立ちます。
紫外線の害を防ぐ抗酸化作用のあるビタミンCやポリフェノール類も含まれます。

自分でコンブチャを育てたり、カフェで発酵させたものを飲めば、コンブチャの発酵菌は生きています。
日本の場合、アメリカと違って、ペットボトル入りのコンブチャは、殺菌されています。
菌が生きているほうがいいイメージがありますが、実は、死んだ菌であっても効果的です。
生きたまま取り入れても、強い胃酸で殺菌されてしまうので、発酵食品の中の有用菌の多くはどうせ、生きて腸まで届きません。
ただし、死んだ菌であっても、腸の中に入れば、腸内細菌のエサとして善玉菌の仲間を増やす働きがあります。

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コンブチャを摂る時の注意点

コンブチャは、発酵を起こすために砂糖を加えます。
発酵のために必要な砂糖は分解されて減少していますが、果糖やブドウ糖を少量含みます。
糖分は清涼飲料水と比べると少ないですが、無糖ではない点には注意して。
コンブチャを飲んだからって、食べ過ぎを帳消しにはできませんから、日常的にヘルシーなモノをチョイスすることはマストです。
適度なコンブチャ摂取が、夏をサポートしてくれます。