花粉の季節、空間浄化に取り入れたい3つのアロマ。
Beauty 2023.02.10
久保直子
前回の記事では、花粉症に効果的なハーブティーをご紹介しました。今回は花粉症に有効な精油についてです。ハーブティーと一緒に使うことで相乗効果も期待できるので、部屋に焚いて、空気浄化を意識しましょう。
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症状での使い分けがおすすめ。
精油の中で花粉症対策に有効なのは、ユーカリラディアタとティートゥリー、そしてハーブのほうでも紹介したペパーミントでしょう。咳や痰を切りやすく、上部の気道に働きかけ症状を緩和してくれるのがユーカリラディアタ。鼻水、鼻づまりにはペパーミント。そして、喉の痛みにはティートゥリー。自身の症状別に使い分けるとよいと思います。
また春は、花粉症だけでなく別れと出会いの季節でもあります。気持ちが揺らぎ、自律神経のバランスも乱れやすい時期。メンタル面での効果も考えると、アロマを早い時期から使うことは、心身の健康にもプラスに。
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この季節、万能に使えるアロマ|ティートゥリー
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抗炎症、抗菌、抗ウィルス作用を持ち、殺菌効果の非常に高いティートゥリーは、副交感神経を強壮し、心身の疲れを癒やす効果にも優れた精油。ユーカリラディアタとのブレンドの相性もよく、相乗効果も高いので、併せて使うとより効果を実感できるはず。免疫調整効果も高いので、この時期に本当に役立ちます。
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呼吸器系トラブルの味方|ユーカリラディアタ
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ユーカリの中でも優しい香りで使いやすく、鼻炎、咽頭など上気道に効果を発揮するのがユーカリラディアタ。花粉症の方、鼻炎アレルギーをお持ちの方は必須の精油です。感染症予防にも、花粉症真っ最中に活躍してくれます。免疫力を高めてくれるのも特徴のひとつ。
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持ち歩いて使いたい|ペパーミント
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花粉症状を起こす物質「ヒスタミン」の有利作用、抗アレルギー作用を持っているのがペパーミント。オフィスなどでは、ティッシュに数滴。自宅ではペパーミントとユーカリラディアタを部屋に充満させておくといいと思います。あらゆる場面で使えるよう準備をしておくと、かなり身体の症状が違います。
次回は花粉症対策のハーブやアロマを生活に取り入れるコツについてお届けします。
久保直子
ウェルネス&ビューティジャーナリスト/植物療法士/アロマデザイナー
AMPP(仏植物療法普及医学協会)認定メディカルフィトテラピスト、DTWフラワーエッセンスプラクティショナー、スポーツアロマテラピストの資格を所持。美容ライター時代に培った膨大な美容の知識と、植物療法をツールに、独自のウェルネス&ビューティについて発信。そのほか製品開発、アロマデザインやセミナーなど幅広く活動。
Instagram:@naonaonaozou