Celine セリーヌ、嗅覚をめぐるストーリー。

Beauty 2023.03.31

PROMOTION

エディ・スリマンが手がけるセリーヌのパフュームコレクション「オート パフューマリー コレクション」。2019年のフレグランス発表に始まり、着々とアイテムを増やしてきた香りのクリエイションの全貌を紹介。

〈第一章 フレグランス コレクション〉

フランスの高級フレグランスのノウハウや、香水のオートクチュールとも言える「クチュリエ パルフュムール」の伝統を踏襲しつつ、エディ・スリマンが一貫して表現してきたマスキュリン フェミニンなデザインコードを投影させた「オート パフューマリー コレクション」。
女性的な香りと男性的な香りをあえて区別せず、常にアイデンティティを問いながら呼応し融合するこのコレクションの中核をなすのは、パリジャンのスピリットやクチュールのルーツだ。それはまた、彼が大切にしているタイムレスな服の持つ魅力やトーンを、香りという概念に置き換えたものとも言える。
普遍的でクラシカルな側面の一方で、エディのパーソナルな思いが色濃く反映された香りのラインナップは全11種類。パウダリーなノートがフィルターのように全体を包み込むそれらはすべて、ツリーモス、アイリス、ローズ、シプレーといった60 年代から 70 年代にかけてのフランスのパフューマリーを象徴する香調がシグネチャーとなっている。

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デイタイムラインは、パラード、サン・ジェルマン・デ・プレ、コロン・フランセーズ、ダン・パリ、ラ・ポ・ヌ、ランボー、ボワ・ドルモン、オード・カリフォルニの8種類。オードパルファム(200ml)各¥49,500(すべて予定価格)/以上セリーヌ バイ エディ・スリマン(セリーヌ ジャパン)

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イヴニングラインは、ブラック・タイ、レプティール、ナイトクラビングの3種類。もちろんカテゴリーはあくまでも目安に過ぎず、気分や好みに応じて昼夜問わず楽しめる。オードパルファム(200ml)各¥49,500(すべて予定価格)/以上セリーヌ バイ エディ・スリマン(セリーヌ ジャパン)

ボトルのデザインも、もちろんエディ・スリマンによるもの。17世紀後半のクラシシズムを受け継ぐと同時に、エディ独特のミニマリスムな美意識が伺える長方形のそれは、熟練のガラス職人の協力を得て作られた重厚なテクスチャーのガラス製。両サイドにあしらわれたシャープなフルーティング装飾が優雅なムードを漂わせる。また、ファセットが施されたブラックラッカーのキャップの上部には、メゾンを象徴するトリオンフ モチーフが刻印されている。

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〈オルファクトリー ジャーナル〉

香りを制作するにあたり出発点となったのは、エディ・スリマンが書き留めた嗅覚の記録。オルファクトリー ジャーナルと呼ばれるその記録の中から代表的な6つの香りに関する全文を掲載し、彼自身の言葉を通じてコレクションのエッセンスを辿ってみたい。

PARADE(パラード)

礼拝の概念を軸とした、身なりを整えるルーティンとしてのパフュームを作りたいと考えました。
特に、パリのグラン・ブルヴァール沿いの陽気なライオン、ボードレール、ゲンスブールあるいはデュトロン、ボウイのシン・ホワイト・デュークやロキシー・ミュージック、そして再びウォーホルについて考えていました。
身近なところでは、ゴールドのライトの下でパレードしている男性・女性モデルたちの華やかなバレエを想像して。
パラードは、新たなツイストを加えた表現コードの魅惑的な変容とソフィスティケーションとエレガンスとデカダンスの探求から生まれました。

ノート:ベルガモット、ネロリ、ベチバー、ムスク、オークモス

EAU DE CALIFORNIE(オード・カリフォルニ)

パロサントの香りに包まれて10年間暮らしたビバリーヒルズの家。
夏を過ごしたサンクレメンテとサンオノフレのサーフビーチ、
太平洋岸のハイウェイを走るロールスロイス・コーニッシュのコノリーレザーの匂い。
ケーリー・グラントのもとで、パームスプリングスの眠気を誘う暑さの中、
ガス・ヴァン・サントはアコースティックギターを優しく奏でます。
時が止まり、曲がりくねって無秩序に広がるヤシの木がアクリルの空に突き刺さるかのうようです。
カリフォルニアへのトリビュートとして、サイケデリックなユートピアのアコースティックな太陽のパフュームを作りました。

ノート:ベルガモット、ホワイトオリスバター、パロサント、ツリーモス、パチョリ

BOIS DORMANT(ボワ・ドルモン)

19歳の私は、サヴィル・ロウで仕立てられたスキニースーツの古着を探してロンドンを歩き回っていました。そして最終的には、クチュリエ兼テイラーになろうと心に決めました。
ブラック・タイの対となる昼用のボワ・ドルモンを作ることにより、英国製のダブルブレザーの贅沢でありながら、控えめでクラシックな作りを彷彿とさせるパフュームがほしいと考えました。繊細なウッディーノートにパウダリーなコロンのビターなブリーチがアクセントになっています。
また、私には、オーディオファンの側面、つまりベルベットのように柔らかい調性のアコードというアイディアがありました。初版のレコードと同じように、ボワ・ドルモンにも温かく包み込むような趣のある本物の「アコースティック」な側面を持たせなければなりませんでした。

ノート:ベルガモット、ジュニパー、アイリスバター、シダー、ベチバー

RIMBAUD(ランボー)

14歳の頃、授業が終わると、友人と一緒に芝生に寝転んでランボーの『谷間の睡眠者』を暗唱し、それから『イリュミナシオン』に身も心も没頭していました。
私たちの前後の世代がそうであるように、私たちもまた若き詩人の脆さと優美さに魅了され、彼の苦悩を自らの苦悩であるように感じていたのです。
私はとても大切に保管していたランボーの写真を覚えています。私は当時すでにそれが永遠の普遍的な若さのイメージのように感じていました。
私は常々、ランボーの写真あるいは私が30年にわたって撮影してきた何千という若い男性や女性の写真を表現する、若さの真髄であるユートピアを彷彿とさせるパフュームを作りたいと考えていました。
香りで思春期の優雅さ、自分探し、憂鬱を定義し、若さの本質を抽出しなければなりませんでした。時間の枠を超えて漂う儚い香りの繊細で内向的なアコードが、肌を軽やかに覆います。

ノート:ラベンダー、ネロリ、オリスバター、ウィートアコード、ムスク、バニラ

BLACK TIE(ブラック・タイ)

礼拝のような儀式として、私自身が夜のパフュームを必要としていました。純粋にエゴイスティックに。
タキシードのシャープなライン、私が執拗にデザインの変更をやめないブラックジャケット、グレイン・ド・プードルとラッカーサテンのぱりっとした深いブラック、真っ白なピケシャツのフロントの厳格さ。夜の中心にバニラが中性的な跡を残します。
少年と少女の魅力がパウダリーな雲に溶け込みます。

ノート:ホワイトオリスバター、シダー、ツリーモス、バニラ、ムスク

NIGHTCLUBBING(ナイトクラビング)

“ル・バン・ドゥーシュ”と“ル・パラス”で毎晩過ごしたパリの夜の記憶。
スエードとニコチンの匂いが繊細でアンバーな趣を創り出し、うなじにかかる良い匂いのする髪がバニラの香りを放ちます。深紅色をしたベルベットの椅子が少年と少女を包み込み、彼らの面影が無限に映し出されます。
夜明けまで、パリの通りを歩き回ります。

ノート:ガルバナム、ホワイトオリスバター、ツリーモス、バニラ、ムスク

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〈第二章 キャンドル コレクション〉

フレグランス コレクションの発表から2年後に加わったのが、キャンドル コレクション。
フレグランスを手がけた調香師と再びコラボレートして生まれたラインナップは、これもまたエディ・スリマンの私的なテーマを軸に、新たなインスピレーションに基づく表現を探求したものだ。
キャンドルの製造にあたっては、原料の選定はもとよりすべての行程に熟練した蝋職人の匠の技が駆使され、最大1000本の少量生産となっている。
フレグランスボトルのキャップを彷彿させるファセットを施したガラス製のキャンドルホルダーは、18世紀に用いられていた銀製のゴブレットがインスパイアソース。
ホルダーの色に合わせキャンドルの中身もブラックを採用したり、ラベルにはグラン・ド・プードルと呼ばれるざらりとしたテクスチャーのペーパーを使うなど、プロダクトの隅々にまでエディ・スリマンの研ぎすまされた感性が息づいている。

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現在展開されているのは、ランヴァンテール、パランプセスト、パピエ・フロワッセ、タンブール・ノワール、グラン・リーズ、ナイトクラビングの6種類。キャンドル各¥13,200(すべて予定価格)/以上セリーヌ バイ エディ・スリマン(セリーヌ ジャパン)

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〈パフュームをより多角的に楽しむアイテムたち〉

「オート パフューマリー コレクション」をさまざまな場所で、さまざまなシーンで楽しめるアイテムも続々と加わっている。
携帯サイズのトラベルスプレーは2つのリフィルとのセットで販売され、香りはコレクションのすべてのフレグランスから好きなものを選べる。
また、パフュームペーパーとセラミックは、リネンや服、部屋を香りで満たすというエディ・スリマンの習慣から生まれた最新作。
どこでも、いつでもセリーヌの香りを纏うことができるのが嬉しい。

TRAVEL SPRAY

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ケースはいずれもメタル製で、上部にはトリオンフ モチーフの刻印が。カラー展開はアイボリー、ゴールド、シルバー、ブラックの4色。トラベルスプレー(15 mlリフィル2本付き)¥30,800(すべて予定価格)/以上セリーヌ バイ エディ・スリマン(セリーヌ ジャパン)

SCENTED PAPER

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トリオンフ モチーフのエンボス加工が施されたペーパーは、コレクションを代表する香りであるパラードで展開。ワードローブの中に入れておくと衣類やリネンをほのかに香らせることができる。「パフュームペーパー」 (H24×W19cm、15枚入り)¥10,230(予定価格)/セリーヌ バイ エディ・スリマン(セリーヌ ジャパン)

CERAMIC

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メゾンのエンブレムであるトリオンフの形に仕上げられたホワイトセラミックは、パラードとレプティールの2つの香りで展開。「ラージ トリオンフ セラミック」¥22,000(予定価格、4/7発売予定)/セリーヌ バイ エディ・スリマン(セリーヌ ジャパン)

MOVIE

「セリーヌ オート パフューマリー」のグローバルブランドアンバサダー、ブラックピンクのLISAを起用したキャンペーン動画もマストチェック!

セリーヌ公式サイト

公式LINE

●問い合わせ先:
セリーヌ ジャパン
tel:03-5414-1401

photography: Taro Mizutani (bNm、1/4〜3/4) editing: Mami Aiko

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