ミス ディオールのバラと出会いに! Cocomiの南フランスへの旅。

Beauty 2023.06.07

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グラースのこのエリアはミストラルが吹きぬける場所。山々と海とふたつの自然に囲まれた中世の時代から花畑が広がる、生花の産地であり、フランスの香水業を支える土地でもある。南仏の陽光のなかで気持ちよさそうに風を感じる。シャツ¥175,000、サロペット¥570,000(参考価格)、ハット¥170,000、イヤリング¥60,000/以上ディオール(クリスチャン ディオール)

クリスチャン・ディオールが愛したバラの香りをそのまま映したような、愛と煌めきに満ちたフレグランス、ミス ディオール。南フランスはグラース地方のローズドゥメ(5月のバラ)が満開となる季節に、花に導かれるようにディオール ビューティー アンバサダーの
Cocomiがバラ畑を訪れた。
ディオールが自社の香りつくりのために大切にしている花農家の陽光あふれるローズ フィールドで花のレクチャーを受けたり、花摘みの方法を習ったりと貴重な体験をしたCocomi。自らも香りと花を愛し、何より五感を潤わせてくれる美しい生き方やアール ドゥ ヴィーヴルを敬愛する彼女に、南仏に対して感じた魅力や、自身のフレグランスの使い方などについて話を聞いた。

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――南フランス(フレンチリビエラ)のプロヴァンス地方は初めてでしょうか? この場所にどんな印象を持たれましたか?

南フランスでは太陽の光が違うと感じます。強い日差しでも、肌に当たっても全然痛くなくて、まるで太陽の光に包み込まれるよう。このローズ フィールドではバラの香りも風に乗って心地良く、プロヴァンスの素晴らしいところを詰め込んだような場所だと感じました。

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畑にいるとバラの香りに包まれて幸福感に満たされる。Cocomiも何度も手のひらいっぱいになった花々の香りを吸い込み、リラックスしていた。こちらの農家は、ディオールと専属パートナーシップを結んでいるクロ・ドゥ・カリアンを率いるアーメル・ジャノディがパートナーとともに経営している。朝早くから作業者たちが畑に出て、いちばん芳しい時間のバラの花を手摘みしている。

――ディオールというメゾンにとって、もっとも大事な香りのひとつでもあるのがミス ディオールです。ミス ディオールのシリーズの中には、オードゥ パルファンやローズ&ローズなど、いくつか香りがありますが、Cocomiさんはどの香りが特にお気に入りですか? 

ミス ディオール ブルーミング ブーケが、いちばんのお気に入りです。今回の旅であらためて、「やっぱりお気に入り」と感じています。というのも、グラースに到着して摘みたてのバラを農家の方から手渡された時に、「あっ、ミス ディオールのバラだ」とすぐにわかったのです。フレグランスそのものを彷彿とさせて、このバラから「ブルーミング ブーケ」という名前が付いた理由も納得しました。香り自体をとても気持ち良く感じられる体験でした。特に今日は雨上がりの日でしたから、朝露に濡れて、特別にフレッシュな香りだったそうです。ラッキーでしたね!

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いきいきとしながらもたおやかに香りだつフレッシュなフローラルの香り。花々が咲き誇るブーケのような芳しさは、みずみずしいカラブリアン ベルガモットがトップノートに、ピオニーとローズノートをハートノートに優美さを増す。ラストには、ホワイト ムスクが繊細に優しく流れるまさに花々の祝福を集めたようなフレグランス。クチュリエの香りらしく、ジャガード織のリボンでおめかししたボトルも愛らしい。ミス ディオール ブルーミング ブーケ 100㎖ ¥19,250/パルファン・クリスチャン・ディオール

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――Cocomiさんはふだん、どんなふうにフレグランスを活用なさっていますか?

香水を纏わない日はありません。日常的につけることが、当たり前の習慣のひとつになっています。ただ、纏う香りはその時々で変えています。洋服やメイクに合わせることが多いのですが、出かける場所や、会う人によっても変えていますね。たとえばコンサートならミス ディオールを、お友だちと散歩する時には、メゾン クリスチャン ディオール ジャスミン デ ザンジュやジャドール パルファン ドーを選びます。

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ミス ディオールからボディケア コレクションが新登場。香りを生活に取り入れる工夫が広がるアイテムは、ギフトにしても喜ばれそう。左:センティフォリアローズウォーター配合、クリーミーな質感で肌を滑らかにしてくれるミス ディオール ローズ シャワー ミルク スクラブ、中:パーリーな輝きをプラスしてくれるフレッシュなジェル 同 シマリングローズ ボディ ジェル、右:細やかな泡立ちながら潤い成分が肌をやわらかく洗い上げるローズ シャワー オイル (限定発売) 各75㎖ 各\6,600/以上パルファン・クリスチャン・ディオール

――いま、グラースやラ コル ノワール城のように、南仏の美しい花々に囲まれた場所に来ています。Cocomiさんご自身は、お部屋に花を飾るなど、花をどんなふうに生活に取り入れていらっしゃいますか?

実は、フラワーベースが大好きで、ガラスの一輪挿しを集めるのが趣味のひとつです。気分にまかせてお花屋さんに立ち寄っては、一輪でも自分で買ってきて飾っています。最近は、ベッドサイドにも植物を置いています。妹は植物が大好きで、いわゆるグリーンハンド。私がギフトなどでいただいた時には、すぐに妹に預けていたんですよ。いまでは私も、とても綺麗に育てられるようになりました。

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クリスチャン・ディオールが仲間や家族と和やかに過ごしたラ コル ノワールの邸宅は、ローズ フィールドからほど近い場所にあり、現在はディオールのゲストハウスとしても使用されている。彼が過ごしていた当時と同じインテリア、造園を目指した素晴らしい場所。南仏の植物あふれる庭と、クチュールのロマンティシズムが香る内装のこだわりなど目を見張る様式美にあふれる。

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――香りは、Cocomiさんがプロフェッショナルとしてなされている音楽同様、五感で堪能するもののひとつです。音楽と香りに共通すると感じることはありますか?

ふたつに共通するのは、「印象」を与えるものであり、絶対に忘れないものであること。どちらも自分が意識していなくても、記憶の奥底に、ずっと留まるものではないでしょうか。ふと懐かしい音楽に出会った時、「どこで聴いたのだっけ?」と、その時の記憶が思い起こされてくるのと同じように、ふと誰かとすれ違って「あの時のパリの香りがする」と、ピンポイントに覚えていたりするから。そうやって、何かの印象を呼び起こしくれる、まるで人の潜在意識に直接語りかけてくるような力を持つところが共通しているのかもしれません。

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Cocomi
2001年5月1日生まれ、東京都出身。フルート奏者、モデル。20年よりディオールのアンバサダーに就任。22年、ユニバーサルミュージックより、フルートのアルバムを発表。

●問い合わせ先:
パルファン・クリスチャン・ディオール
tel: 03-3239-0618
www.dior.com/ja_jp/beauty

クリスチャン ディオール
tel: 0120-02-1947(フリーダイヤル)
www.dior.com/ja_jp/fashion

photography: Yas, styling: Ryokokishimoto(W), makeup: Yumi Endo(eightpeace), hair: Cyril Auchère

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