セリーヌ オート パフューマリー、新作はどんな香り?
Beauty 2024.05.07
2019年にスタートした、エディ・スリマンによるセリーヌ オート パフューマリー コレクションに、12番目となる新しい香り「ZOUZOU(ズーズー)」が仲間入り。キャンペーンムービーが公開された。
オート パフューマリー コレクションの香りのすべては「クチュリエ・パフュムール」の伝統を守り、フランスのオート パフューマリーの卓越性を再現。新作「ズーズー」は、デイラインに位置づけられ、日常的に愛用できる香りとなっている。
「ズーズー」は、本コレクションのほかの香りと同様に、エディ・スリマンの香りにまつわる記憶、"香りのジャーナル"に基づいたもの。この香りと名前の由来もそこに綴られている。"ユース(Youth)"は、エディ・スリマンのクリエイションの中核を成し、彼の撮る写真やファッションデザインを通して、何十年もの間、その存在を形作ってきた。「ズーズー」は、60年代のアイコン、映画や文学の登場人物に描かれた生き生きとした妖精のような魅力を持つ若い女性のイメージを、たったひとつの香水の中に凝縮。かつてショートヘアの少女や恋人に付けられたニックネームをミックスし、愛情にあふれた子どものような名前をつけるのは彼にとって自然なことだったのだ。
キャンペーンムービーに起用されたのは、女優/ミュージシャンのエスター・ローズ・マクレガー。60年代のアイコニックなヒロイン、ショートカットの少女、妖精のような魅力を持つ若い女性、パリのティーンエイジャーといったイメージを「ズーズー」という名前と香りに込めて。Photography : @HEDISLIMANE
香りは、ヒロインたちの屈託のない明るさを表現。このアンバーとムスクの香りは、キャラメルを思わせるバームアコードが主役。ベンゾイン(安息香)とトンカビーンを中心につくられたこのフレグランスには、メゾン特有のシックでネオクラシックなひねりが加えられている。パチョリとラブダナムがアンバー調のエレガントなアコードを強調し、ムスクとバニラがセリーヌのすべての香りに共通するパウダリーノートを引き立てる。ノートの広がりとともに、パリのティーンエイジャーのエスプリが繊細に表現されていく。
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オート パフューマリー コレクション ズーズー 100ml ¥36,300(予定価格)/セリーヌ(セリーヌ ジャパン)
text: Natsuko Kadokura