ソフィア・ベルガラ、「できる限りの整形をしたい」と語る理由は?
Beauty 2024.06.03
51歳のコロンビア出身の女優ソフィア・ベルガラは、年齢とともに容姿が変化することを心配していることを認め、加齢の影響を和らげるためにできる限りの手段を利用するつもりだと発言した。
ヴァニティ・フェアのオスカー・パーティに出席したソフィア・べルガラ。(ロサンゼルス、2024年3月10日)photography: Peters Doug / Peters Doug/EMPICS Entertainment/ABACA
ソフィア・ベルガラは以前にも、将来的に白髪を受け入れるつもりはないと発言している。そして今回は、このコロンビア人女優が、老化の兆候と闘うためにしていること、あるいはしたいことを、さらに詳しく打ち明けた。彼女にとって、若々しい見た目をキープするにはまず日焼け止めであり、実際、彼女の化粧品ブランド「Totty(トッティ)」の必須アイテムでもある。しかし、彼女はそれ以外のこともすべて大切だという。これは、5月28日発売の雑誌「アリュール」のインタビューで女優が語ったものだ。日焼け止めクリームについて、ソフィア・ベルガラはこう語った。「日焼け止めクリームを塗るのと塗らないのとでは、全然違うと思う。私は51歳だけれど、一度も日焼け止めクリームを塗ったことがない友人たちと自分とでは違う。今では彼女たちは皆、『なぜあなたの言っていたことに関心を持たなかったのかしら』って言っているわ。」しかし、最近Netflixのドラマシリーズ「グリセルダ」で麻薬密売人のグリセルダ役を演じた彼女は、「SPF50だけで老化の兆候と戦っているわけではない」と断言する。
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「あるものはすべて利用すべきだと思う」
レーザーやピーリングといったトリートメントについて、ソフィア・ベルガラは「私はすべてを信じているわ」と認めた。「あるものはすべて利用すべきだと思う。つまり、老化を気にするのであれば。気にしないことは悪いことじゃない。この世の終わりじゃないのだから。でも、もし気にするのであれば、いまはいろんな選択肢があるわ」と彼女は付け加えた。そして、彼女はそれを最大限に利用するつもりだ。「準備ができたら、可能な限りすべての美容整形手術を受けるつもりよ。もっと自由な時間があれば、もうすでに何かしていたと思う。けれど、カメラの前にいる以上、何かを受けて何週間も家で療養しているわけにはいかないわ」と語った。
ソフィア・ベルガラは、だいぶ前から、首や目の周りにボトックス注射を受けている。一方、美容整形愛好家の彼女は「フィラー(皮膚に注入する充填剤)は信じていない」と言う。「フィラーは、かなり若い時に、もう少し頬を膨らませたいとか、唇をふっくらさせたいというときに有効だと思う。私の年齢では若返り効果があるとは思えない。フィラーを使うと、より整った印象を与える反面、若返りではなく、むしろ老けた印象を与えると感じる。そのため、一定の年齢を過ぎるとフィラーに反対だわ」と彼女は説明する。」
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均一なキャスティング
ソフィア・ベルガラの美容整形に対する興味は特に批判されず、彼女が自分の体をコントロールする絶対的な権利を握っていることは確かだが、彼女は多くのハリウッドやフランスの女優たちが行っている年齢差別に対する戦いとは逆行しているのも確かだ。
そのひとりは、女優のアンディ・マクダウェル。このテーマについて、65歳の女優は昨年2月、アメリカのメディア「SheKnows」に次のように語っている。「私たちがオブザーバーになれるのは素晴らしいことだと思うけれど、消えてしまうには人間としてあまりにも重要すぎると思うの」と語っている。その点において、5月29日付の「ハリウッド・リポーター」の最新号の表紙は、登場する女優に多様性がないだけでなく、年齢も画一的であるなど、多くの批判を浴びている。ソフィア・ベルガラ、ニコール・キッドマン、ジェニファー・アニストン、アンナ・サワイ、ジョディ・フォスター、ナオミ・ワッツ、ブリー・ラーソンら、30歳から60歳の女優で構成されている。しかし、一部のネットユーザーによれば、彼女たちは皆同じ年齢のようだ。「なぜジョディ・フォスターとニコール・キッドマンは化粧が濃すぎるのか?」、「ジョディ・フォスターだけが本物に見える」、「新しい編集者とフォトショップ担当者を雇うべきだ...。ジェニファー・アニストンはソフィア・ベルガラより日焼けしている......」などのコメントが寄せられていた。
text: Camille Lamblaut (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi