2025年、エディターのビューティベスコス。

エディターが2025年買って良かったビューティアイテムを振り返り。東京での忙しい毎日を支えてくれた相棒を4つ紹介します。

インフュージョン ドゥ プラダ 各¥32,120、プラダ パラドックス ヘアミスト¥7,810／プラダ ビューティ

これまでフレグランスをリピート買いしたことがなかった私が、初めて2本目に手を伸ばした香り「インフュージョン ドゥ プラダ アマンド オーデパルファム」。ほんのり甘いビターアーモンドは、香水というより"肌そのものが美しく香る"感覚に近い。時間が経つほど、つけていることを忘れてしまうほど自然で、ふと距離が縮んだ瞬間に香り立つ。パラドックス ヘアミストは、うだるような夏の東京で清潔感をキープしてくれた救世主。香りのレイヤードも美しく、忙しい日常に静かな余白を与えてくれる。

レ・マン・エルメル 各¥6,380／エルメスジャポン

2025年春夏に登場したレ・マン・エルメスのリミテッド・エディションは、ネイルという小さなキャンバスで「季節の移ろい」を描いた名作。クリエイティブ・ディレクター、グレゴリス・ピルピリスが手がけた虹色のハーフトーンは、春のやわらかな光から、夏の始まりを告げる熱までを内包する。指先を見るたびに気分が切り替わり、ファッションの完成度を引き上げてくれる存在。

ロムアンド カラーリップマット ¥1,320／韓国高麗人蔘社

30代後半を迎え、唇のコンディションが顔全体の印象を左右することを実感した1年。マットリップ好きとして長年の悩みだった乾燥問題を軽やかに更新してくれたのが、ロムアンドのカラーリップマット。縦ジワを自然にケアしながら、ふんわりと色づく質感はいまの気分そのもの。単色使いはもちろん、リップ下地やチークとしても活躍するマルチさも魅力。チューブタイプで気負わず使えるデイリー名品。

HANDLE PALLETE／rabanne（日本未発売）

日本未上陸のラバンヌのアイシャドウパレットは、パリ出張中に立ち寄ったセフォラで思わずまとめ買い。大胆なラメとアンニュイなカラーの組み合わせは、まるで宝石箱を開けた瞬間の高揚感そのもの。特にお気に入りは、アイシーなブルーとピンクのラメを含む4色パレット。ブルーを目尻から頬骨にかけてCを描くように入れて肌そのものが発光しているかのようなツヤを生み、ピンクラメを黒目の上にちょこんと置く使い方をヘビロテ。