【フィガロジャポン35周年】 自分らしい眉の描き方を見つける! 水野未和子のメイクレッスンイベントをレポート。
Beauty 2025.10.02
2025年3月、創刊35周年を迎えたフィガロジャポンでは、「アールドゥヴィーヴルへの招待」をテーマに読者の皆様にさまざまな体験の場を提供していきます。
9月13日には、メイクアップアーティスト水野未和子を講師に迎え、眉の描き方レッスンを開催!
レッスンは1回10名の少人数制で、じっくりレクチャー。
長さ、濃さ、形、生え方......ひとりひとり特徴が異なる「眉」は、お悩みも人それぞれ。参加者への事前アンケートでも、「若い頃に抜きすぎてしまって生えてこない箇所がある」「太くて濃さがあり、調節が難しい」「左右のバランスがとれない」「年齢とともに似合う眉がわからなくなってきた」など、十人十色の相談が寄せられていた。
「似合う眉がわからない、と思ったら、抜いたりトリミングするのをいったん止めて、とりあえずボーボーに生やしてください」
そう言ってレッスンを始めた水野。まずはモデルの眉を例にメイクデモを行いながら、描き方を解説する。
「眉はもともと、その人の骨格に合った形や長さで生えているもの。どの位置まで自分の眉があるのか、伸びた時に毛流れがどうなるかをしっかり観察し、生かすという考え方が大切です」
その人が持っている魅力を生かし、立体感や生命感を際立たせる=ディファインする「ディファインメイク」を提案してきた水野。それは眉も然りだ。
はじめに眉山、眉頭の位置に印をつけ、毛の生えている方向を見ながら仕上げていく。
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デモンストレーション後は、参加者は教わったとおりにセルフで眉を仕上げる。使用するのは水野が開発した「ディファインブラシ」のアイテムだ。ブラシの先に角度がつけられ、鏡と向き合った状態でも眉を隠さずにサイドからブラシを入れられるのが特徴。
参加者は水野が開発した「ディファインブラシ」のアイテムで眉メイクに挑戦。
「先が曲がっていない通常のブラシだと、眉頭を描く時に手の甲で眉が隠れてしまう。だから鏡に対して顔を傾けてメイクしている人が多く、それが左右の眉バランスを取りにくい一因にもなっているんです」
これまでアーティストとして多くの人の眉を観察してきた経験が、製品づくりにも反映されている。
レクチャーを聞き、自分の眉をじっくり観察し、真剣な表情でメイク中。
個別の質問にも丁寧に対応する水野。
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セルフで眉を仕上げた後は、水野がひとりひとりの仕上がりをチェック。タッチアップしながら改善点を伝え、その人により似合う眉の描き方をアドバイスしていく。どんな眉でも、ひと目で美しく仕上げるポイントを見極め、最適な形を提案するプロの技に、一同から感嘆の声!
薄い部分は、細かいブラシで毛を1本1本描き足すように。
気さくなキャラクターの水野が、和やかな雰囲気で個別にアドバイス。
自分の眉だけでなく、ほかの参加者の眉でもビフォー&アフターを見比べることで、客観的な視点も得られたレッスン。参加者からも「眉毛ジプシーを脱することができそう」「自分にまだ伸びしろがあると希望が持てた」「ひとりひとりにアドバイスがもらえ、ほかの方がチャーミングに変化する様子も見られて良かった」と、さまざまな感想が寄せられた。
会場にはこの日使ったアイテムのほか、「ディファインブラシ」の全アイテムも展示。
メイクを通して自分らしさを見つけること、それもアールドゥヴィーヴルのひとつ。明るい表情で会場を後にした参加者たちは、レッスンを通して、その体験を持ち帰ってくれたに違いない。
https://definebrush.com/
photography: Makoto Takeuchi