オフィスでの、5つの簡単まとめ髪アレンジ。

Beauty 2017.01.27

バレリーナ風のシニョンや、無造作なおだんごヘアなど、急いでいる朝に簡単にできる、オフィス仕様のまとめ髪テクニックを指南。

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photo : Imaxtree

まとめ髪といえば、先シーズンのディオールのコレクションでの美しい“編み込みシニョン”が記憶に新しいが、もちろん仕事中にそこまで複雑なアレンジをする必要はない。ミニマルなシニョンで十分。ただアレンジの仕方によって、夜モードな雰囲気になりがちなので注意。今回は、仕事モード全開の“ワーキング・ガール”スタイルに仕上げるまとめ髪のテクニックを紹介。

仕事が一日中忙しい時に、シンプルかつ効率的にきまる最適なまとめ髪が、シニョン。ストレートヘアでもウェービーヘアでも、分け目を作っても作らなくても、またヘアアクセを着けても着けなくても、アレンジは自由自在。髪の毛をひとひねりするだけで、簡単に髪がまとまり、毛先を軽くツイストすれば、ベーシックなおだんごもモダンなタッチが加わり、表情を変えることができる。ただし、“仕事ができる女性のまとめ髪”を目指すには、いくつかルールがある。たとえば、逆毛をたっぷり立てて、髪をまとめるビッグサイズの“XXLシニョン”(大きいドーナツ型のシニョン)は夜用にお預け。昼間のオフィスでは、控え目でシンプルなまとめ髪を心掛けて、ほどよくシックなアクセントを取り入れることがポイント。

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“ジャポニスム・シニョン”
ニューヨークのクスト・バルセロナ2017春夏プレタポルテコレクションショーにて登場した、“ジャポニスム・シニョン”。 photo : Imaxtree

1.ジャポニスム・シニョン

まずぜひ参考にしたいのが、クスト・バルセロナのランウェイで登場した、横長のフラットなバレッタがポイントとなった日本テイストのまとめ髪、“ジャポニスム・シニョン”。作り方としては、まずはじめに髪の毛を優しくとかし、次にヘアアイロンでストレートに伸ばしたら、髪をなでつけながら後ろにまとめる。その時の分け目は、きっちりではなく、緩めのセンターパーツに。そして仕上げに、まとめた髪を上に折り曲げながらたたみ、バレッタを2つか3つ使って留めたら完成。

必要なアイテム:ヘアアイロン、大きめの櫛、ヘアスプレー、ミニマルでメタリックなバレッタ。
最適なシーン:クライアントとの重要な企画会議の際に。

 

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“ハーフアップ・シニョン”
Blugirl(ブルーガール) 2017春夏プレタポルテコレクションショーにて、人気を得た“ハーフアップ・シニョン”。 photo : Imaxtree

2.ハーフアップ・シニョン

つづいて、ショーのモデルやモード誌の編集者の間で多く見かけたのが、“ハーフアップ・シニョン”。このスタイルは、髪がぼさぼさな朝にオフィスで大活躍する、無敵なアレンジ。実はこれまであまり注目されてこなかったスタイルだが、今シーズンのトレンドに浮上。寝癖を活かしながら、トップの毛束を一つにまとめれば、一瞬でセットアップ完了。

必要なアイテム:髪の毛のボリュームを蘇らせるためのドライシャンプー、丸いブラシ、透明のヘアゴム。
最適なシーン:オフィスが第2の自宅化しているような時。

>>次のページでは、バレリーナ・シニョンや進化形ポニーテール、ヘアアクセを使ったワンポイント・ルーズ・シニョンを紹介!

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“バレリーナ・シニョン”
ミラノのAlberta Ferretti(アルベルタ・フェレッティ) 2017春夏プレタポルテコレクションショーにて披露された “バレリーナ・シニョン”は不動の人気。 photo : Imaxtree

3.バレリーナ・シニョン

もうひとつ、まとめ髪のアレンジとして外せないのが、無駄なく簡単にまとまる、バレリーナ風の“バレリーナ・シニョン”。分け目をきっちりと横に流し、髪をやさしくとかして、ひとつにまとめよう。イヤリングやモノトーンなジャケットに合わせると、飛び抜けてシックな印象に。

必要なアイテム:ストレートアイロン、艶を出すヘアケア用品、控え目なヘアゴム、おだんご用のUピン。
最適なシーン:上司との大事な昼食の時に。

 

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“進化形ポニーテール”
ニューヨークのJosie Natori(ジョジー・ナトリ)2017春夏プレタポルテコレクションショーにて注目された、パーフェクトな“進化形ポニーテール”。 photo : Imaxtree

4.進化形ポニーテール

シニョンの次に旬なのが、美しさを際立たせてくれるハイブリッドな“進化形ポニーテール”。“ハーフアップ・シニョン”と並んで、洗練されたまとめ髪の新しいスタイルとして注目されている。まず簡単にルーズなポニーテールを作ったら、毛束を少し取って、ポニーテールを結んだヘアゴムを隠すようにポニーテールの周りにくくる。最後に、ゴムの中に毛束をはさみ込むだけで、絶妙にエフォートレスな脱構築型のシニョンができあがる。

必要なアイテム:吹き出し口のついたヘアドライヤー、髪の質感を出すヘアパウダー、透明のヘアゴム。
最適なシーン:仕事終わりの最後の打ち合わせで、再びヘアスタイルにメリハリをつける際に。

 

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“ワンポイント・ルーズ・シニョン”
Shiatzy Chen(シヤッツィ・チェン) 2016春夏プレタポルテコレクションショーにて登場した、“ワンポイント・ルーズシニョン”は、このまますぐに真似できそう。 photo : Imaxtree

5.ワンポイント・ルーズ・シニョン

トップで一つにまとめる無造作なルーズ・シニョンは、誰もがお風呂上がりに活用する万能アレンジ。オフィスでは、ヘアアクセをつけるとさらに魅力的に。ヘアスプレーをかける前に、シニョンの横に挿して、アクセントをつけて。

必要なアイテム:クリスタルガラスや真珠、カラフルな布のパッチワークなどが施されたヘアアクセ(または、かんざし)。
最適なシーン:職場での毎月の定期的な打ち合わせの際、シンプルでクラシカルなコーディネイトの時のワンポイントに。

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texte : Walid jabri (madame.lefigaro.fr), traduction : Sawako Yoshida

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