長生きしたいなら1日2杯のコーヒーを飲もう。

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毎朝1杯のコーヒーを飲めば医者いらず……いや、むしろ2杯飲むべき!? コーヒーに関する40本の研究論文を分析した結果、研究者たちはコーヒーを毎日飲むと寿命が伸びるだろうと主張する。

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最新の科学研究によると、1日2杯コーヒーを飲むと死亡のリスクが減るという。Photo : iStock

コーヒー中毒者はきっとこのニュースを聞いて安心することだろう。コーヒーは血圧を上昇させるとか、発がん性があるだとか、長い間批判にさらされてきた。しかし、アメリカと韓国で行われた最新の研究によるとむしろ反対である。

いくつかの研究結果を統合して分析した結果、科学者たちはコーヒーには寿命を延ばす可能性があることを示唆した。この結果は5月発行の医療専門誌「The European Journal of Epidemiology」に掲載され、400万人近くのデータに基づいたコーヒーに関する40の論文が分析されたという。

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がんのリスクは低い

コーヒーに心臓疾患、神経変性疾患(アルツハイマー病やパーキンソン病)、そして糖尿病を防ぐ効果があることはすでによく知られている。上述の専門誌によれば「コーヒーをまったく摂取しない場合と比較して、中程度の摂取は死亡リスクを下げる」という。

たとえカフェイン抜きのコーヒーであっても、1日2〜4杯のコーヒーを飲むと、それぞれの疾患による死亡のリスクが下がることがわかった。心臓病(マイナス17%)、糖尿病(マイナス24%)、そしてよりそれらに比べて低いもものの、がん(マイナス4%)にも効果がある。

「コーヒーは、肝臓がんや子宮内膜に発生するがんに特に効果があります」と、フランス国立保健医学研究機構(Inserm)のリサーチディレクターであるアストリッド・ネーリグ氏は述べる。

また研究者たちは、コーヒーに関するもうひとつの重要な事実を強調する。それは年齢、性別、体重、アルコール消費量、タバコ消費量、摂取したコーヒーのカフェイン含有量にかかわらず、利点は同等であるということだ。

しかしながら、わずかに地理的格差が指摘されている。アメリカ諸国に比べ、ヨーロッパとアジアの国々のほうがよりよい結果が見られる。「おそらくこれはライフスタイルの違い、あるいは選んでいるコーヒーの違いによるものでしょう」とネーリグ氏は言う。

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抗酸化物質の役割

エスプレッソ、アメリカーノ、カプチーノなど、どのタイプのコーヒーがより有効的なのか、どういった淹れ方がよりよいのかについては、まだ研究者たちもわかっていない。

一方、専門家であるネーリグ氏は、コーヒーの持つ豊富な抗酸化物質に注目している。「抗酸化物質は細胞を保護し、DNAの破損を制限し、組織の炎症を減らす効果があります」

2012年に発表された米国の研究結果もまたカフェインの利点を強調している。「カフェインは警戒心と集中力を高め、事故やケガのリスクを減らします」とネーリグ氏は語る。

しかしながら、コーヒーの味わいをよくするとはいえ、砂糖を加えることはおすすめできない。また、糖尿病II型の患者に対しては逆効果になってしまう。そして妊娠中や授乳中の女性は、1日当たりのカフェイン摂取量は200mgを超えないように注意しよう(コーヒーカップ1杯分程度に相当)(*)。

*カフェインの摂取に関する推奨事項はすべて、欧州食品安全局(EFSA)のウェブサイトに掲載されている。

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texte : Tiphaine Honnet (madame.lefigaro.fr), traduction : Hanae Yamaguchi

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