蠍座新月に思う、生理との新しい付き合い方。

月の満ち欠けに合わせて、心や身体のケアをしませんか？　美容コラムニストの福本敦子が11月15日の新月に合わせてセレクトしたのは、毎月の生理への意識を変えてくれそうなフェムテック製品たち。

11月15日の新月は蠍座で起こります。ここ数カ月、情熱、行動の星である火星が逆行してなんとなくやる気が出なかったり、物事が前に進み難かったり、年に数回起こる水星の逆行でコミュニケーションがすれ違ったりと、新しいことを生み出すよりも、足踏みして自分を振り返るような星の動きが続いていました。

それも必要なプロセスで、ほかのさまざまな星とバランスを取ろうとして起こること、と個人的には思っているのですが、今回の新月はそんな火星、水星の逆行が終わったところで、すっきりと心機一転できそうです。

蠍座の新月、というタイミングにはとても興味深いところがあります。蠍座は“破壊と再生の星”と伝えられています。破壊と再生、というと大げさなイメージを抱いてしまうかもしれませんが、いままでのものを手放し、前よりもバージョンアップする、というふうにも捉えられますよね。そんな蠍座と、物事をフレッシュにさせるエネルギーを持つ新月、そして火星と水星の逆行が終わったタイミング、という要素が合わさって、いろいろあった2020年に新たな時間が始まる、入口のタイミングのような感じもしています。

蠍座は生殖器系やホルモンバランスと関連深いと言われていますが、“手放して、新たに作る”というサイクルといえば毎月の生理期間もそんなイメージ。最近では生理をよく理解してうまく付き合っていこう、という人も増えて、年々そのスタイルも変わってきていますよね。快適な生理期をサポートするアイテムもたくさん生まれています。

左から時計回りに：素材は独自の4枚構造で吸水や防臭機能、制菌効果もあり、お手入れや洗濯も簡単。3タイプの形やカラフルなラインナップから、自分の経血量やスタイルに合うものを選べる。ナギ スタンダード（パープル） ￥ 5,940、同 スリム（オレンジ） ￥5,775/ともにブラスト　肌に触れる部分にはオーガニックコットン100％を使用。吸水ポリマー不使用で、布ナプキンのようなふっくらとナチュラルな柔らかさがうれしい。シシフィーユ サニタリーパッド（ふつうの日用） 21cm 24p入 ￥660/パノコトレーディング

最近の注目は吸水ショーツ。なかでもNagi（ナギ）のショーツは、新たに“生理へのスタイル”の選択肢を提案してくれるアイテムです。ただの「モノ」というよりもライフスタイルへの提案を感じる一品。心をキュンとさせるようなパッケージやそこに書かれた言葉など、製品そのもの以上にメッセージを感じられ、生理期間に対してのモチベーションも上がりそう。吸水部分は黒に統一してあるので、経血が気にならずトライしやすいのもポイント。新たな生理用品のオプションとして注目です。

ナプキン派におすすめなのは、シシフィーユのオーガニックコットンを使ったサニタリーパッド。私自身、自然素材のナプキンを使うことで生理痛やデリケートゾーンの不快感などのトラブルが軽減した経験がありますが、このシリーズは使う人の身体のケアだけでなく、同時にオーガニックコットンの生産における環境配慮、産地の人々への自立サポートなど、多方面にプラスの相乗効果が出るように考えられたアイテムなのです。こちらも「モノ」の魅力だけにとどまらない。パッケージもシンプルで可愛く、値段的にもトライしやすいので、身近なサステイナブルの選択としてみては？

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