寒い時ほどカロリーを消費するって本当?

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いい質問だ。寒いと暖房費がかさむのが悩みの種だが、カロリー消費が増えるという侮れない利点もあるとか。栄養学専門医が、その真相を解説する。

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寒い時ほどカロリー消費量が増えるというのは本当なの? photo : Getty Images

暦の上では春を迎えたが、まだまだ寒い日が続く。スプリングコートの下に着られる薄手のダウンベストを買うべきか、あるいは寒さはカロリー消費を促進するという説について検証するべきか。こっちのほうが防寒よりずっと気になるでしょう?

理論的には、暖かい時期に比べると、気温が低い時の方がカロリー消費量は増える。栄養学専門医のコリンヌ・シシュポルティシュ=アヤシュもそのことは認めている。

プロセスは単純だ。「身体は摂取したカロリーを3つの活動を通して消費します。まずは身体を動かしたり、運動をしている時に。それから単に生命を維持するために。3つめが"サーモジェネシス"です。つまり、寒さに対応して体温を調節するために、カロリーが消費されるのです」と彼女は説明する。

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体重減少への影響はわずか

現実にカロリーが消費されるとはいえ、寒いと痩せやすいとか、暖房の設定温度を下げれば体重計の目盛りも下がなどと安易に結論づけてはいけない。「サーモジェネシスによるカロリー消費量はそれほど多くありません。体重に及ぼす影響は微々たるものですから、ダイエット効果を期待するのは的外れです」

魔法のようなダイエットはないということだ。大切なのは、食べる量を減らし、健全な食生活を送り、定期的に運動をするなど、できるだけ体を動かすこと。

「1日のカロリー摂取量を見直し、様々な食材を取り入れた栄養バランスのとれた食事をする。それだけでも体重は減るはずです」

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寒さによる身体機能の低下

寒波に負けないためには、何よりもまず身体機能を強化することが肝心だ。寒い時は疲れがたまって体調不良を起こしやすくなり、外からの攻撃に対する抵抗力が低下しがち。

「病気にならないために、日頃から水分を充分摂り、健康な食生活を心がけることが大切です。エネルギー源には複合糖質(炭水化物)を選び、フルーツや野菜でビタミンを摂りましょう。免疫系の強化のために、プロバイオティクス療法を取り入れるのもいいでしょう」。

気温0℃以下でもランニングは続けるという勇気ある人も、注意が必要だ。

「防寒対策をしっかり取って、体調管理に充分気をつけましょう。寒い時は心拍数が上がるので、慣れていない人や体調が悪い時はトラブルにつながることもありますから」

texte : Ophélie Ostermann (madame.lefigaro.fr)

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