おしゃれなパリジェンヌたちは、シャツの着方で差をつける。【パリシックのルール】
Fashion 2025.07.08
同じようなスタイリングをしても、なぜかパリジェンヌはおしゃれにこなれて見える。その秘密はディテールにこだわったアイテム選びや小物使いにあり! 毎回、1アイテムにフォーカスしてパリジェンヌらしい着こなしポイントをお届けします。
ワードローブの定番、シャツをあなたはどう着る?
酷暑が予想される2025年の夏。強い日差しを遮るのにも、ガンガンに効かせた室内の冷房から体を守るのにも重宝するのが、風通しのいいシャツ。オケージョンを問わず着られるワードローブに欠かせないシャツを、この夏パリジェンヌたちはどう着こなしているかチェックして。
マチュアなレディに憧れて
レースのように見立てたサンガロ刺繍を贅沢にあしらったシャツは、デニムに合わせてプリミティブに纏って。ルーズなシルエットだからこそ、パリジェンヌらしい余白のある空気感が漂う。ベルトやシューズは柔らかなベージュトーンを選んで、ボーホーシックなエッセンスをプラス。
王道コンビには目を引くアクセントでアップデート
All the Pretty Birdsのファウンダーであるタム・マクファーソンは、グッチのプルオーバータイプをチョイス。カジュアルなスタイリングには、煌めくフリンジでモードなエッセンスを加えて。小物はボルドーやブラウンをメインに、来たる秋冬への想いを馳せて。
装飾主義ラバーに贈るミニマルなブルー
ランウェイでもストリートでも大旋風を巻き起こしているミュウミュウのシャツは、マニッシュなブルーをチョイスして他とは差別化を図って。シンプルなシャツにはビジューがたっぷり施されたブラウンのスカートを合わせてギャップを狙って。あえてラフに袖を捲り上げるのもお忘れなく。
アンバランスなバランスを楽しんで
ブルー×ブラウンはストリートで人気のコンビのよう。カチッと上までボタンを締めて、グッドガールを演出して。袖が長くなっていたり、カフスが大きくなっていたり、プレーンな着こなしこそ一癖あるアイテムをチョイスして不思議なバランスを楽しんでみて。
飾らないパーソナリティが際立つスタイリング
チェックのシャツをへそ下まで開けてヴァルーズシャツのように着こなした彼女。マニッシュなアイテムをメインにしたスタイリングは、彼女自身のノンシャランなムードとマッチ。
どんなに暑い日もレイヤードを楽しむエキスパート
イタリア版ヴォーグのファッション・マーケット・エディター、マルタ・オルドリーニをキャッチ。レイヤードを愛するマルタのスタイリングは、軽装になる夏だからこそ真似したいヒントが満載。
シャツならばドレスだってヘルシーに
酷暑の知らせが届くパリでは、涼しさを求めてシャツドレスを着用するファッショニスタたちの姿も。胸元を開けて、トレンド感のあるスポーティなサンダルを合わせるのがヘルシーに着こなすコツ。
着崩し方にもパリジェンヌらしさが漂う
優等生なムードが漂うディオールの半袖シャツは、胸元をさりげなく開けて、こなれたパリジェンヌらしく着崩して。タイトなスカートや、ディオールのアイコンバッグ「レディ ディオール」をアップデートした「レディ D-ジョイ」で、エレガンスを保って。
text: Miyu Sugimori photography: launchmetrics