気持ちを切り替え、心を整える植物の香りは？

前回の記事では、アロマテラピーが心身の癒やしに有効的な理由をお伝えしました。今回は、気持ちを切り替えたい時や、不安を感じる時に活用したいエッセンシャルオイル（精油）をいくつかご紹介したいと思います。

深い鎮静を求める時に：ネロリ

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オレンジの木から取れるネロリは、非常に鎮静効果の高い香りですが、そのぶん希少でとても高価。空間に焚いてもいいですが、疲れている時は、洗面器に2～3滴入れて手浴するだけで効果抜群。フルーティかつ奥深い、芳しい香りの中には心をリラックスさせるリナロールやリモネンなどの成分が含まれています。日中だけでなく、バスタイムや寝る直前に使うとスムーズに入眠できるはず。

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環境が変わり、不安定な時に心を整える：ベルガモット

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紅茶のアールグレイの香りづけにも使われている、万人に愛されるベルガモット。先に紹介したネロリは大変高価なので、ちょっと手を出しにくいという方にはベルガモットがおすすめ。リラックスさせながら不安定な心を整え、環境が変わった時などに優しく寄り添ってくれます。キッチンにあるソルトに2～3滴加えて机の上に置いてもいいですし、無香料のハンドクリームに混ぜてケアに使っても。

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オンオフの切り替え、リフレッシュに：ローズマリー

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料理にもよく使われるローズマリー。葉っぱの部分はとてもたくましく、少しこするだけでふわっと芳香が漂います。「ローズマリー カンファー」や「ローズマリー シネオール」、「ローズマリー ヴェルヴェノン」など複数の種類がありますが、使いやすいのは1.8-シネオールを主成分とした「ローズマリー シネオール」ではないかと思います。オンとオフの切り替えに香りを嗅いだり、仕事で煮詰まった時にちょっと植物オイルに混ぜて、頭皮をマッサージするとスッキリ！

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森林浴の香りで心身を解放：サイプレス

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マツやヒノキの香りに似ているとされるサイプレス。フィトンチッドと呼ばれる森林浴効果をもたらす成分を含んでいます。ハーバルな香りでありながら、ホルモンバランスを整える作用もあるということも注目ポイント。ホルモンバランスを整える香りというと、ローズやイランイランなど甘く華やかな香りが多いですが、甘めの香りが苦手な人にサイプレスはおすすめ。環境が変わり、ホルモンバランスの乱れが気になる時に取り入れてみては？

この季節に使いたいおすすめの香りをいくつかご紹介させていただきましたが、この香りでなければダメ、ということはありません。自分にとって心地いい、好きだな、という香りであることが大切です。そばに置いた時に神経をゆるめ、心からリラックスできるものが最適な香りだと考えてください。

使い方としては、エッセンシャルオイルの瓶を鼻に近づけて嗅ぐだけでもOKです。アロマポットに垂らして部屋に焚いたり、家にある塩に揉み込んでガラスの小皿に置いてもいいですね。自分の気分がよくなれば、それでいいのです。ハンカチに一滴垂らして持っておくのもおすすめ。必ず店頭に行って、テスターで試してから、好き！と思える香りを手に入れてください。