マリオン・コティヤールのヘアスタイル変遷を振り返る。

Beauty 2021.07.08

待望のレオス・カラックス監督新作『Annette(原題)』で主演を務めるマリオン・コティヤールが、カンヌ国際映画祭の開幕を飾った。今作では赤毛のベリーショートに挑戦。役柄や気分に合わせてさまざまなヘアを取り入れるマリオンのヘアに注目!

【写真】どのスタイルが好き? マリオン・コティヤールの髪型アレンジ40選。

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第72回カンヌ国際映画祭で行われた映画『ラ・ベル・エポック』上映会に出席するマリオン・コティヤール。2019年5月20日。photo:Laurent Koffel / Getty Images

第74回カンヌ国際映画祭で最も心待ちにされていた女優といえば、マリオン・コティヤール。レオス・カラックス監督の新作『Annette』の主演女優として、彼女は映画祭のオープニングを飾った。このミュージカルコメディで、アダム・ドライバー扮する俳優ヘンリーのパートナーである歌姫を演じたマリオン。映画の予告編では、普段のヘアスタイルとはがらりと印象を変えた赤毛のベリーショートを披露している。

私生活ではギヨーム・カネのパートナーであるマリオンは、決してヘアチェンジを恐れるタイプではない。2004年をはじめ、過去に何度かブロンドヘアを取り入れ、2017年9月にはプラチナブロンドにもトライ。それ以後も大胆なヘアスタイルに積極的に挑戦している。2018年のセザール賞授賞式で見せた、専属スタイリストのカット・バイ・フレッドことフレデリック・ビローが手がけた三つ編みのサイドヘアも印象深い。

 

デビュー当初から、そして特に、初めて大きな役を演じたコメディ映画『タクシー』(1998年、ジェラール・ピレス監督作)への出演以来、本来のウェービーヘアを生かしたシンプルなスタイルを貫いてきたマリオン。いまではトレンド感あふれるシックなヘアがお気に入りの彼女だが、長い間、ナチュラルなウェーブヘアをアイロンでセットしてグラマラスな味付けを加えていた。レトロなフィンガーウェーブ、ボリュームのあるシニヨン、クラウンブレイズ、どんなアレンジも非の打ちどころがない。

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カットする時は

マリオンの豊かな想像力が垣間見えるのがヘアカット。とくに彼女の遊び心が発揮されるのは長さだ。ショートボブからロングまで、まさに千変万化。2006年にはシャギーカットを入れたバングも試しており、映画『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』のプロモーション世界ツアー中はベリーショートに挑戦している。この作品でマリオンは2008年アカデミー賞主演女優賞やセザール賞をはじめ、多くの賞を受賞した。

持ち前のチャレンジ精神で、洗練されたさまざまなヘアスタイルを披露してきたマリオン。波打つようなカール、ウェーブのサイドヘア、ルーズ感のあるシニヨン、ウェービーヘアと、あらゆるスタイルにトライしてきた。1940年代風アレンジから2000年代風まで、スクリーンで演じる役柄や時代に合わせて、マリオンは数十年の時を自由自在に駆け巡る。

text:Walid Jabri, Julia Avellaneda, Justine Feutry(madame.lefigaro.fr)

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