フィガロジャポン10月号「キレイになるソウル旅。」の取材で、Kビューティのいまを駆け足で見てきた編集SKです。
個人的に韓国コスメといえば、カタツムリの粘液やら蜂の毒やらのキワモノスキンケアだったり、肌色がにごるBBなどの印象が鮮やかすぎて(いつの話だよ、というツッコミはさておき)、Kビューティブームにいまいち乗り切れぬまま時が経ち……。
でも、よくよく考えたら、クッションファンデやリップティントなど、世界的にいまや当たり前にあるものが、実は韓国発祥なわけで。あれれ、ちょっとすごくないか? と、自分的には満を持してのソウル美容旅なのでした。
実際行って感じたのは、日本の先を行くクリーンでグリーンな意識と、ウェルネス志向。添加物フリーかつクルエルティフリーを明らかにして、オーガニックではなくてもエコやナチュラルを謳う化粧品の多さに、単にキレイになるということだけじゃない、新しい美意識を強く感じました。
すでに日本でも発売されているファミュもそんな韓国コスメのひとつ。最新アイテムは、クリームの代わりに塗って寝るだけのマスク。実は国産にも欧米のブランドにもそんなクリームやジェルのマスクはすでにあるんだけど、この“スリーピングマスク”という呼び方が、韓国発祥だそうで。いやはや、ネーミングもキャッチーでお上手なのよね。
左:ファミュ ローズウォーター スリーピングマスク 50g ¥4,536/アリエルトレーディング
右:Sleep Mask:Good Night 120g 28,000ウォン/Huxley
ファミュはカメリアをはじめ花々のエッセンス、それもエコサート原料を使用したボタニカルコスメ。ダマスクローズウォーターベースの淡いピンクのぷるぷるジェルは、見た目と香りと感触にうっとりしちゃって、ああ、これを塗って早く寝たいと思うほど。鎮静成分として韓国では鉄板のシカ(センテラアジアチカ)のコンプレックスも配合されているので、紫外線を浴びた日や季節の変わり目にセンシティブになった肌を穏やかに立て直してくれます。
韓国おしゃれコスメの筆頭、ハクスリーにもスリーピングマスクがありました。主成分のウチワサボテンの種子油を含んだ、とろっとろのジェルはちょっと官能的。じゅわーっと浸透して、モロカンガーデナーというハクスリー独自のやさしい香りに包まれて眠ると、翌朝はもちもちの肌で目覚めます。全身に塗りたくりたいくらい!
可愛くて気持ちよくて、楽ちん。最高!
そんなこんなで、Kビューティからまだまだ目が離せません。