ディオールのスキンケア、ここがすごい!

こんにちは、編集KIMです。
初夏のハナシになってしまうのですが、パリ郊外にあるLVMHグループのコスメティックの研究ラボ、エリオスに行ってまいりました! おしゃれで、アーティスティックで、こだわりが詰まった空間です。今回はディオール関連の新製品のために訪れました。詳細をベテラン研究者たちから説明をうかがいつつ、陽光が降り注ぐ空間を社会科見学してまいりました。

190930-IMG_2326.jpg白い空間にアートのようなオブジェが置かれていて、それらがすべてコスメプロダクトとつながっているという素敵な演出。そして、絶対的ルールとして「階段を使う時は手すりにつかまること」があり、つかまっていないと叱られてしまいます!

ここは350人の研究者たちが集まっています。科学とアートの融合、スキンケアにおいても最上級の効果を上げなければいという使命に駆られた場所です。ディオールのメイクアップ部門のピーター・フィリップスもしょっちゅうこちらを訪れるそう。

ところでこちらで、スキンスキャナーという最新機器に出合いました。

190930-IMG_2316.jpgお、オソロシイ……現在の私の、そして未来の私が潜在的に持っている紫外線によるダメージがこのようにわかるのでございます……。

測定される人の肌が実際にはどのような状態にあるのか、がわかる機器です。シワ・小ジワ、顔のシミ、肌のキメ、目に見える毛穴、新しい茶色シミ、赤みのある部分、紫外線によるダメージ、角栓が詰まった毛穴、などが事細かに表示されます。
こういった機器から推測しえる現代人の肌ダメージ、そして顧客が何を求めているか、をきちんと知るところからスタートするディオールのラボ。ここで出合ったのが、まさに昨今のトレンドでもあるベースメイク≒スキンケア、カプチュール トータル ドリームスキンの新アイテムです。

190930-190821FIGARO(Kato)044.jpg右:カプチュール トータル ドリームスキン ケア&パーフェクト30ml ¥13,200、左:同 1 ミニット マスク 75ml ¥9,900/ともにパルファン・クリスチャン・ディオール photo : JOHN CHAN

ドリームスキンの発売当初、女性たち、特に、ファンデーションで肌感がフラットな印象になることを嫌うモード派の女性たちに支持されました。そしていま、時代のキーワードは「ヘルシー」。第3世代のドリームスキンでは、健康的な肌色づくりのために、ビタミンB3による抗酸化成分を配合し、コラーゲン生成を促してアンチエイジングケアをしてくれる機能を搭載。つけ心地の改善のためにシアバターを配合し、まさにフォーミュラの80%を刷新した、とのことなのです。含有される水分までが蒸留水からフレンチアルプスの水に変更したとか! 塗れば肌の均一感がアップ。スムースな肌を実感します。装うこと(メイク)とスキンケアが一挙両得なアイテム。フィガロ本誌10月号(8月20日発売号)では、水原希子さんも登場したページでディオールの新ルージュについて紹介していますが、こちらはポイントメイクの口紅だってケア力満載、ということで、いまやディオールというブランドは、メイクとスキンケアをボーダーレスにするトレンドをけん引しているのです。
そしてセットで使いたいのが写真左側の1 ミニットマスク。洗顔後、メイク前の1分の手間で、ベースをつける肌表面の角質層を整え、肌のアラを目立たなくしてくれます。

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さて、お次はモード派からスキンケアこだわり派への訴求アイテムをご紹介。リュクスな大人の女性へ贈るプレステージラインです。

190930-190821FIGARO(Kato)052.jpg右:プレステージ ラ クレーム 50ml(カブキブラシ付き)¥40,700、左:プレステージ ル フルイド タン ドゥ ローズ 30ml ¥14,300/ともにパルファン・クリスチャン・ディオール photo : JOHN CHAN

こちらのラインの肝は、なんといってもムッシュ ディオールの生家グランヴィルの崖に割く再生力と抵抗力に満ちたエネルギッシュな野バラ、グランヴィルローズ。このバラから採取できる成分により、微小炎症による肌ダメージを、ぎりぎりのところで食い止めてくれます。

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エリオスの研究所内にあるグランヴィルローズ。花びらから採取できる成分について精査されています。

プレステージの素晴らしき一面としては、リチュアルとしてのスキンケアを楽しめること。これに貢献してくれているのが、パリはプラザ・アテネ内にあるディオールのサロンです。

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190930-DIORINSTITUT008.jpgムッシュの写真が飾られていたり、ディオールのアイデンティティも堪能できるリュクスな空間。●Spa Dior Institut  25, avenue Montaigne Paris France   tel : 33(0)1-53-67-65-35 dorchestercollection.com

こちらで受けたのは、プレステージラインを使用した効果をしっかり狙った施術。リラクシングメインのやわらかい施術ではありません。顔の筋肉に対してしっかり働きかけることを意図した「つまむ」手技も取り入れた内容です、ハリがよみがえってくるような。肌の深部まで覚醒させて、デトックスを促した後に、リラックスさせる、という流れで進みます。
プレステージのラインは、「お手入れする喜び」を意図したプロダクトで、こういったサロンでのリュクスなトリートメントの記憶をホームケアでも思い出しながらできるようなツールも積極的に発売されます。

190930-190821FIGARO(Kato)064.jpgプレステージ モデリング デュオ。ふたつ一組で両手で使います。プレステージ ラ クレームとセットで10月4日より発売されています。2019年12月6日からは、モデリング デュオ単体でも発売の予定。
photo : JOHN CHAN

頬に充てて首からこめかみまでタッピングして使い顔色を明るくしたり。おでこやほうれい線上を滑らせたり、フェイスラインに当てて流したり。目元の疲れをとるため目をすっぽり覆うようにしてみたり、使い方の工夫はさまざま。そして、手で温めて使ったり、夏場になったら冷蔵庫で冷やしてリフレッシュするのもおすすめです。
プレステージのアイテムを塗って使えばもちろん、ほのかなバラの香りに包まれて、夢心地です。
肌って、いたわってあげればそのぶん必ず応えてくれます。気にして、ケアして、気持ちいい思いをたくさん自分自身に与えてあげるって、美肌のために大切なコトだなあ、としみじみ感じるディオールのスキンケアでした。

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