パリ街歩き、おいしい寄り道。

6区の小さな美術館ミュゼ・ザッキンから、
シェルシュ・ミディ通りのビストロへ。

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お天気の良かった日が続いた後の週末。天気予報はやはり晴れ。
朝の光と清々しい空気を感じに、緑のあるところに行きたいなぁと思った。
公園のように広い場所ではなくて、こじんまりとした、静かなどこか。
思い浮かんだのは、ミュゼ・ザッキン。大好きなところ。でもしばらく行っていなかった。


彫刻だけが展示された一軒家の小さな美術館は、お庭にもいくつか作品が置かれている。
そのお庭は、木々や葉が呼吸をしているなぁと感じられて、佇んでいると元気になる。
午前中の木漏れ日も十分に浴びて、この日もなんだかすっかり浄化された。
いつまでも居てしまいそうだったけれど、ランチの予約を入れていたので、お店へ向かうことに。


歩くこと12-3分。
シェルシュ・ミディ通りにあるカフェ・トラマ (Café Trama 83, rue du Cherche-Midi 75006)へ。
このお店の空気がとても好きで。ミュゼ・ザッキンの後には、私にとってこれ以上ない選択。
アーティチョークと鰻のスモークの前菜から、レモンクリームのデザートまでしっかり堪能した。

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午後も快晴で、ランチの後はリュクサンブール公園へ。真夏のビーチのごとく、大混雑。
少し空いているところを見つけて敷物を広げ、腰を下ろした。実に気持ちの良い1日だった。


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川村明子

文筆家
1998年3月渡仏。ル・コルドン・ブルー・パリにて料理・製菓コースを修了。
朝の光とマルシェ、日々の街歩きに日曜のジョギングetc、日常生活の一場面を切り取り、食と暮らしをテーマに執筆活動を行う。近著は『日曜日はプーレ・ロティ』(CCCメディアハウス刊)。


Instagram: @mlleakikonotepodcast「今日のおいしい」 、Twitter:@kawamurakikoも随時更新中。
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