セバスチャン・ゴダールのクロック・ムッシューと、装飾美術館の生地展。
朝からバタバタとやるべきことを済ませ、どうにかランチタイムぎりぎりで
セバスチャン・ゴダールのサロン・ド・テに滑り込んだ。
新たにメニューに登場したというクラブハウスサンドイッチを勧められて、
さんざん悩んだ末、クロック・ムッシューにする。
もう15年くらい前に、仕事ではなくて自分で勝手に、
クロック・ムッシューの食べ比べをしたことがあった。20軒ちょっと食べたと思う。
耳を落とした食パンに、ハムとチーズを挟み、手で摘んで食べられるサイズに切られた
シンプルなものは、カフェ・ドゥ・マゴだけだった。
当時は、パン・ド・カンパーニュを使ったものが思いのほか多かったのだ。
セバスチャン・ゴダールのクロック・ムッシューは、
軽やかさと食べ応えのあるボリューム感が同居している。サラダが付いているのも嬉しい。
これで終わりにするつもりだったのに、この日はピュイ・ダムールが残っていて、
結局デザートも食べてしまった。バニラがふんだんに香る、軽やかで滑らかなクリームと
そのクリームにぴったりな食感のフイユタージュ。抵抗できないよなぁ。
帰国前で気が張っていたのが、すっかり緩み、リヴォリ通りを渡って装飾美術館へ。
老舗織物メーカー、ピエール・フレイの生地と壁紙の展覧会に。
ピエール・フレイの柄やプリントは、私の中で、昔憧れたパリらしいプチ・ホテルのイメージそのもの。
装飾美術館が所蔵の壁紙を展示した企画展も同時開催で、そちらにも足を運んだ。
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