パリ街歩き、おいしい寄り道。

アロマキャンドルとブーダン・ブラン。

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寒くなってきた。暗くなるのも早い。おまけに忙しい。
それでここ数日、夕方暗くなり始めると、
アロマキャンドルを灯している。
冬になると点ける、ほんのり甘い香りのろうそく。
仕事が終わらなくても、それで少し気持ちがほぐれる。
なくならないうちにもうひとつ買っておこうと
シール・トゥルドンに行った。
店員さんに、いつも使っているキャンドルを伝えて、
同じ系統の香りで、でもちょっと違う
というのがあれば試してみたい、とリクエストすると
来週店頭に出す予定、というクリスマス向けのものを
出してくれた。とても好きな匂いだったので、
ギャスパーという名のそのキャンドルを購入。

オレンジベースの甘い香りを嗅いだからか、
それともクリスマスを思ったからか、お店を出たら
突然、ブーダン・ブランが食べたくなった。
サンドイッチのリサーチに行くつもりだったのだけど、
やめて、シャルキュトリーのジル・ヴェロに向かう。
(Gilles Vérot  3, rue Notre-Dame de Champs 75006)
歩いて10分ほどで到着。
ブーダン・ブランと田舎風パテを買って家に帰った。

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帰宅後、早速、キャンドルをつけました。
クリスマス用だからか、箱はグリーン。
キャンドルの瓶はベージュで、内側はゴールド。
ろうそくの炎が反射して綺麗です。


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川村明子

文筆家
1998年3月渡仏。ル・コルドン・ブルー・パリにて料理・製菓コースを修了。
朝の光とマルシェ、日々の街歩きに日曜のジョギングetc、日常生活の一場面を切り取り、食と暮らしをテーマに執筆活動を行う。近著は『日曜日はプーレ・ロティ』(CCCメディアハウス刊)。


Instagram: @mlleakikonotepodcast「今日のおいしい」 、Twitter:@kawamurakikoも随時更新中。
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