パリ街歩き、おいしい寄り道。

アベスからマルティール通りのおいしいお散歩。

あけましておめでとうございます。
昨年、このブログを見てくださっていた方、
いつもありがとうございます。
年明け、新たに覗いてくださった方、
ありがとうございます。
本年も、パリの街歩きをアップしていきます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

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9区のマルティール通りとその周辺に、
行きたいパン屋さんが増えて、八百屋さんもできて
まとめてお買い物に行くことにした。
でも、おなかが空いた状態で回ると、買い過ぎる。
少し離れるけれど、アベスに行ってみたいビストロが
あったので、そこでランチをしてからなら、
下りのお散歩コースになってちょうどいい!と気づき
まずはアベスに向かった。
アベスらしいこじんまりとしたビストロ、ヴァヴァ
駅から歩いて3分ほど。
ランチはメニューの用意がなくて、前菜とメイン、
それぞれ2品を、口頭で説明してくれた。
テット・ド・ヴォー(仔牛頭肉)のラヴィゴットソース
を前菜に、メインは真鴨を取ることにする。
こちらのテット・ド・ヴォーは、ソースとのバランス
がよくてとっても食べやすかった。
付け合わせのガーリックトーストがおいしくて、
トーストされていない方のパンも食べてみたら、
やっぱりすごくおいしい。
それでどこのパンか聞くと、プージョランという。
そして、近々お店を再オープンするらしいよ、と
教えてくれた。なんてうれしいニュース!!
かつてお店があった場所で(いまはアトリエだけがあ
り卸しのみの展開)再開するとか。確認しなくちゃ。
プージョランさんのクロワッサン、大好きだったのだ。
また買える日が来るなら、本当にうれしい。
続くメインも、芽キャベツ、ニンジン、小タマネギ、
ビーツと色鮮やかな野菜がたっぷり添えられて、
お肉には甘みのあるソースが絡められ、
身体が温まるおいしさ。すっかりおなかがいっぱいに
なり、デザートはパスしてお散歩をすることにした。


rue des Martyrsからavenue Trudaineに入り、
前にもご紹介したことのあるパン屋さんパニフィカへ。
でもお店の前に立ってから、今日はやめておこう、と
思い直し、rue Rodierを下ってマミーシュへ向かった。
“せっかくここまで来たんだし”と寄ると、結局
買い過ぎることになってしまう。
マミーシュはこれまで何度も前を通り過ぎながら、
毎回荷物が多かったりして、買ったことがなかった。
だからこの日は存分に買いたかったのだ。
前から気になっていた大きいパン・ド・ミを厚めに2
枚スライスしてもらい(切り売り)、クロワッサン、
オレンジエッセンスとチョコの入った食パン型の
ブリオッシュ、包みのかわいさにクグロフも買って
しまった。カンパーニュ系のパンはまた次回。
店名のイニシャルが入ったパン・オ・ルヴァンを
窓越しに眺めつつ、次の目的地へ。
隣にあるお花屋さんでも買いたくなったけれど、
この日は諦める。
もう1軒寄りたかったのは、MOFブーランジェの
パン屋さんファリーヌ&オー
(Farine & O 10, rue des Martyrs 75009 Paris)。
11区に続き2店舗目をつい最近、マルティール通りに
オープンしたのだ。ここではハード系のパンを2種類。
まるでパティスリーかのように、パンを陳列するお店
をちらほら見かけるようになったなぁと思う。
この並びに、イル・ド・フランス産の季節野菜を売る
八百屋さんができたのだけれど、これまで、通ると
いつも閉まっていたのが、この日は開いていた。
スタッフの人にそれを伝えたら、なんとこちら、
毎朝自分たちで契約農家に出向き、野菜を収穫して
それを店に並べるのだという。だから夕方4時開店。
水・土・日だけ朝10時からオープンしているらしい。
この日はたまたま水曜日で、開いていたのだ。
野菜と果物だけでなく、卵やシリアル類も
イル・ド・フランス産のものが売っていた。
もし旅行で来て、その土地でその日に摘まれた果物を
買うことができたらそれってうれしいよなぁ。
オ・ブー・デュ・シャン、パリ市内、ほかに2店舗
あるそう。うちの近くにも出店してほしいわぁ。

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この日に買ったパンはこちら↓
クグロフは、次の日の朝ごはんに食べました。

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川村明子

文筆家
1998年3月渡仏。ル・コルドン・ブルー・パリにて料理・製菓コースを修了。
朝の光とマルシェ、日々の街歩きに日曜のジョギングetc、日常生活の一場面を切り取り、食と暮らしをテーマに執筆活動を行う。近著は『日曜日はプーレ・ロティ』(CCCメディアハウス刊)。


Instagram: @mlleakikonotepodcast「今日のおいしい」 、Twitter:@kawamurakikoも随時更新中。
YouTubeチャンネルを開設しました。

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