パリ街歩き、おいしい寄り道。

辛さ選べる担々麺と、安藤忠雄展。

IMG_8626-akikokawamura-181225.jpg

10月くらいにダイエットを試みても減らなかった体重が、何もせずに気付けばベスト体重に戻っていた。
12月に入ってからは“食べるミッション”が毎日あるので、食べていないわけではない。
この数カ月、特に10月後半からは、たしかに“これまでにここまでってあったかな?”という仕事量ではある。
でも要は、本当に集中して頭を使ってたら体重って減るんだな、と実感した。
いかに、いつもゆるいかってことですね……
食べる時間はあまり取れない、だけれど、食べないと貧血を起こすから、ひと皿で身体が温まって力のつくもの、というとフレンチなら、赤身のお肉か、レバーなんかが思い浮かぶ。
でももっと即座に身体を温めるものがいいなぁと寒さの増す中で考えて、唐辛子だな、と思った。
12月31日までポンピドゥー・センターで開催の安藤忠雄展にも行きたかったから、前にもこのブログで紹介したことのある3 fois plus de pimentに行くことにした。
お昼のラストオーダータイムにギリギリで滑り込む。
この日は汁ありの担々麺を(汁なしもある)。
辛さは0.5から5まで選べて、3だとかなり汗をかくので、2にしておいた。
少し太めの麺が、寒い季節には、スープと絡んで良い感じだ。
じんわり汗をかいて、すっかり身体が温まった。


歩いて2分とかからないポンピドゥー・センターまでてくてくと。
安藤忠雄展、混んでいた。
着くと、幼稚園生〜小学校1、2年生くらいが集まった子ども教室が始まるところで、入り口には10人弱の子どもたちが床に座り、学芸員の人もしゃがんで、説明をしていた。
私は、フランスの美術館の、この子ども教室に耳を傾けるのがすごく好きだ。
知識のない私にはこの子ども教室で十分で、そして子どもたちが興味を持つように話をしていく学芸員の人の語り口に、なるほどな〜といつも感心する。
それにしても、建築の展覧会でも子ども教室があるんだなぁ。
この国のこういう教育は本当に受けてみたかったと思う。
模型、設計図、直島の画像、インタビュー映像に、若かりし頃に世界を旅したときのスケッチ画など、こじんまりとした会場で充実の内容だった。
日本に旅行にいく、というフランス人に訪れる街を尋ねたら、東京、京都に続いてでてくるのは、直島である。直島の認知度は驚くほどで(たぶん日本より高いと思う)それくらい安藤忠雄人気は高い。
会場内、とてもイタリア語が多かったのも印象的だった。

IMG_8719-akikokawamura-181225.jpg

181226_akiko_kawamura.jpg

IMG_8723-akikokawamura-181225.jpg

IMG_8725-akikokawamura-181225.jpg

IMG_8727-akikokawamura-181225.jpg

IMG_8731-akikokawamura-181225.jpg

IMG_8732-akikokawamura-181225.jpg

IMG_8737-akikokawamura-181225.jpg

IMG_8741-akikokawamura-181225.jpg

IMG_8744-akikokawamura-181225.jpg

IMG_8750-akikokawamura-181225.jpg

*お知らせ*
12月27日に新刊『日曜日はプーレ・ロティ』が発売になりました。
パリの暮らしを食の観点から綴ったエッセイです。
出版社のサイトに、目次と「はじめに」が掲載されています。
よかったらぜひご覧ください。
http://books.cccmh.co.jp/list/detail/2298/

川村明子

文筆家
1998年3月渡仏。ル・コルドン・ブルー・パリにて料理・製菓コースを修了。
朝の光とマルシェ、日々の街歩きに日曜のジョギングetc、日常生活の一場面を切り取り、食と暮らしをテーマに執筆活動を行う。近著は『日曜日はプーレ・ロティ』(CCCメディアハウス刊)。


Instagram: @mlleakikonotepodcast「今日のおいしい」 、Twitter:@kawamurakikoも随時更新中。
YouTubeチャンネルを開設しました。

ARCHIVE

MONTHLY

フィガロワインクラブ
Business with Attitude
キーワード別、2024年春夏ストリートスナップまとめ。
連載-パリジェンヌファイル

BRAND SPECIAL

Ranking

Find More Stories