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パリ街歩き、おいしい寄り道。

6区の改装したカフェと、アスティエ・ド・ヴィラット。

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ノートが好きで、何冊も用途によって使い分けているのだが、食べたものの詳細を書くのには、アスティエ・ド・ヴィラットの大判のノートが気に入っている。
いつも使っているそのノートが最後のページまで終わってしまって、おととい食べたサンドイッチのメモを取れず、使い済みの要らなくなったA4用紙の裏に書く事態となった。
買いに行かねば。さもないと、何かの紙の裏に書き留めるメモが溜まっていく……
自宅からは、サン=トノレ通りの店よりも、6区の店舗の方が近いので、そちらに出かけることにした。
あそこまで行くのならば、数日前に通って改装が終わっていることを確認したオ・シェ・ド・ラベイ(6月11日のブログで、改装中と知ったことを書いたお店です)に行ってアイスを食べよう。
あの店のアイスは、自家製なのだ。

頭と気持ちがめまぐるしい数日を過ごしていたので、まずカフェに行くことにした。
外観が少しモダンになって、内装もちょっと変わったけれど大枠は前のまま、オーナーもスタッフも皆同じ顔で、ホッとする。
メルバ・オ・フリュイ・ルージュMelba aux fruits rouges、赤い実のフルーツのパフェにする。
“メルバ”と付くのは、バニラアイスに桃を組み合わせたものがクラシックだけれど、バニラアイスに何かフルーツ(ベリー系多し)を合わせ、フルーツのソースをかけたデザートに“メルバ”と名付けている店が多い。
この店のパフェ類は、凝りすぎていないからか、懐かしい気分になる。それで、気付くと、ぼーっとできていて、肩の力が抜けている。
アイスが自家製でも、生クリームはやっぱり店で泡立ててはいない(最近立て続けにこのブログで書いていますが……)。
おいしい生クリームが大好きだけれど、でもたぶん、本格的な味ではないそれがまた懐かしい気分にさせるのだよなぁと思う。

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食べ終えて、アスティエ・ド・ヴィラット(Astier de Villatte 16, rue de Tournon 75006)へ。
歩いて5分もかからないくらい。
店のドアに、おちゃめなイラストの張り紙があった。
フランスは先週から、公共の場での室内においてマスク着用が義務化された。しないと135ユーロの罰金だ。
ノートは、残念ながら色のチョイスがあまりなかった。
新年度明け、9月になったら入荷するという。
迷ったけれど、それまでノートがないのは厳しいなぁと思い、ある中から選ぶことにした。
9ミリの芯のシャープペンシルも買うことにした。
いつも家では鉛筆で書いているので、たまに持っている5ミリのシャープペンシルを使うと、書き心地が細いなぁと感じていたのだ。
レジの横にあった、手の形をしたものに目がいった。引き出しの取っ手らしい。
これ、欲しいなぁ。引き出しに使わなくても、タオル掛けとかにもいいなぁ。
この夏は、家を大々的に片付けるつもりでいる。
きれいになったら、この取っ手、買おうか考えよう。
そしてやっぱり、マグカップは見ているだけでも楽しい。好きなんだよなぁ。

ここまできたから、リュクサンブール公園を少しお散歩することにした。
バカンスだなぁと感じさせる、リラックス感満載の人たちが椅子に腰掛けて日向ぼっこをしていた。みんなが、太陽の方向に向かって座っている。
パンテオンの方を見ると、「これ写真じゃなくて絵だよ」と言われても疑わないような空と景色だった。
アイスを食べて、お気に入りのノートを買って、ほんの少し公園を歩いただけで、張り詰めていた緊張がすっかり解けていることを実感した。

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帰り道、サン・シュルピス教会の前を通ったら、光がとてもきれいで、思わず立ち止まった。
家に帰って、さっそく包みを開け、今年使っているスケジュール帳の色と合わてみると、なかなかいい。
2時間半ちょっとの散歩道。とても充実していた。

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川村明子

フードライター
1998年3月渡仏。ル・コルドン・ブルー・パリにて料理・製菓コースを修了。
台所に立つ時間がとても大事で、大切な人たちと食卓を囲むことをこよなく愛する。オペラ座でのバレエ鑑賞、朝の光とマルシェ、黄昏時にセーヌ川の橋から眺める風景、夜の灯りetc.。パリの魅力的な日常を、日々満喫。近著は『日曜日はプーレ・ロティ』(CCCメディアハウス刊)。

Instagram:@mlleakiko、朝ごはんブログ「mes petits-déjeuners」notepodcast「今日のおいしい」も随時更新中。

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