ひとつの時代が終わる2025年、下半期に着手すべき「人生の棚卸し」とは?【AZの数秘術】

Culture 2025.07.25

9年サイクルで時代の流れを捉える数秘術では、2025年はいまの時代が終わる年。来年から始まる新時代に向け、あらゆることを俯瞰し、自分の価値観を見つめ直したい。AZがそれぞれの数字ごとに人生の棚卸しポイントを指南!


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アズ/AZ
パリコレ出演歴もあるモデルとして活躍後、数秘術に開眼。SNSで発信し、YouTube「AZチャンネル」では、運勢や自分らしい生き方についてライブ配信。占いを取り入れたライフスタイルブランド、ATOZのプロデュースも手がける。
@az.momoharu

数秘術とは古代ユダヤを発祥とするカバラの智慧をもとに、1〜9、11、22、33のゾロ目の数字を加えた12の数字それぞれが持つエネルギーや意味を読み解く占術だ。生年月日を一桁ずつ足して算出した「運命数」によって個人の性格や才能、運勢を知り、西暦から算出した数字で時代の流れを読む。2025年(2+0+2+5=9)は「9」の年になり、時代のひと区切りとして終わりと始まりの年になるとAZは話す。

「数秘術では、時代の流れを9年サイクルで捉えます。最後の数字である『9』の今年は、2017年から始まっているこの時代の終わりの年。自然にあらゆるものが終わっていく流れの中にあります。来年からの新たな時代に向けて、人生の棚卸しをする年にしたいですね」

とはいえ、終わりに向けて断捨離や片付けを意識しなければならないというより、肩の力を抜いてさまざまなことを手放していくイメージなのだとか。

「世界情勢が大きく変わり、コロナ禍を越えて人間関係や仕事のスタイルも変化したことで、誰もが頑張ったり無理ができなくなってきています。そのため、主体的に区切りに行くというよりも自然淘汰されていくような終わりを迎えます。『9』は全体といった意味もあるのですが、全員が長年座っていた席を立つ年になります。役職を降りたり、住む場所から離れたり、これまでの席からみんなが一斉に立ち上がり、シャッフルが始まる。でも、みんなが場所を取り合う椅子取りゲームではなく、自然に総入れ替えする感じですね。たとえるなら、フルーツバスケットで全員席替えするようなイメージ。強制的にその場を外された気分になる人もいるかもしれませんが、見方を変えると新しいチャンスが生まれる。

『9』は高い視点で物事を捉える数字でもあるので、世界全体を見つめ直して俯瞰することが大切です」

そんな今年のキーワードとして、「無」を掲げるというAZ。「無意識に動く」「無理をしない」「無駄なことをする」など「無」を想起する行動が鍵になる。何もしないことを大事にしながら、何かを追加するというよりなくしていくことを意識したい。そうして減らしていくことに対する恐怖をなくし、空白の自分を楽しめるようになることが次の時代を豊かに生きられるコツとなる。

「来年から始まる9年間は、いよいよAIがすべてを担っていく時代。無駄が削ぎ落とされ、時間の効率化が進む中、空白の時間が増えます。人間の生きる価値や構造が変わっていくでしょう」

人間関係や働き方も大きく変わっていく。AIが寄り添ってくれることで人との繋がりが減り、本当に繋がっていたい人は誰かが問われ始める。人間関係は量から質へと転換し、ひとりで過ごす時間が増えて自立した人たちが増えていくだろう。またAIがより進化して、人間の仕事が少しずつ減っていけば、仕事という概念自体が消える可能性も。キャリアの追求やお金を稼ぐためではなく、自分が本当に何をしたいのかが仕事の本質となるかもしれない。仕事=生き方という、仕事の意味を問われる時代になる。

「本当にやりたいこと、プライドを持っていること、やっている理由があることでなければ、次の時代で残ることはできません。だからこそ『なぜやりたいのか』を自問自答するのが大事です」

私たちはどう生きるのか、次の時代ではそんなことが問われる日々となる。今年は、自分の価値観を見つめ直し、人生の棚卸しをする年にしたい。

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自分の運命数を調べてみよう

自分の運命数は、生年月日の中にある数をすべてバラバラにし、1桁になるまで足し算した数字。計算途中で、11、22、33のゾロ目の2桁になった場合は、それを運命数として考えます。
(例)1987年2月19日生まれの場合
1+9+8+7+2+1+9=37→3+7=10→1+0=1→運命数1

【運命数別にチェック!】

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*「フィガロジャポン」2025年8月号より抜粋

text: Momoko Suzuki illustration: Zin Nagao

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