11月のマルシェで買ったもの。作ったもの。
こんにちは。
ご存じのとおり、フランスでは現在、外出制限が実施されています。
ただ、学校は授業を続行しており、工事や引越しも依頼した業者の書類があれば行えますし、飲食店のデリバリーも可能なので、春の時のように、日常の音が極端に減った印象はないです。
それでも、鳥の声が戻ってきたとは、感じています。
もしかしたら、思っているよりも日常の音が減っていて、鳥の声も耳につくようになったのかもしれません。
マルシェも開催されていて、特例外出許可申請書を携行し、買い物に行っています。
そこで今日は、いつもと趣向を変えて、お届けしたいと思います。
いつも野菜を買う、パリ近郊農家さんのスタンドに、クルミが登場した。
待っていたのだ。
殻を割ったそばから食べるしっとりしたクルミは、噛むと、わずかだけれど水分を感じる。
ジュースのようなオイルのような、ドライのクルミでは味わうことのないそのおいしさは、とても控えめなものながら、後を引く。
殻を割って食べる、その工程がまた好きだ。
以前はちょっと億劫に思うこともあったクルミ割りは、ある時友人から、「ナイフを、クルミのお尻の部分に差し込んで、くいっと捻るようにすると、簡単に開く」と教えてもらったことで、敬遠する気持ちが遠のき、とても身近なものになった。
やってみたら、本当に、ぱかっと開いたのだ。
この季節がやってくると、コーヒーとクルミとコンテ(チーズ)でおやつにすることも多い。
今日は、クレソンと合わせてペーストを作ることにした。
クレソンは、買ってきたら、大きなボウルに水を張ってその中に放ち、何度か水を取り替えて洗って、水気を切ったら、薄い布(ビオのスーパーで売っている)の巾着袋に入れて保存する。
分量は大まかに、
・太い茎から外したクレソンの葉 (細い茎はそのままでOK)
カフェオレボウル山盛り2杯分くらい
・クルミ(殻を割って、実だけの状態で)
小ぶりのお茶碗 1杯分
・オイル(今日はピーナッツオイル使用)
大さじ4程度
・塩(レ島のフルール・ド・セル使用)
小さじ1程度
フードプロセッサーにまず、
クルミとクレソンを入れて粉砕し、
嵩が減ってきたところでオイルを加える。
オイルは、オリーブオイルでも、グレープシードオイルでも、好みのもので何でもいい。
お塩は最後に。
粗めに挽いて、オイルも塩も控えめにした。
今日はパスタにするつもりだった。
全粒粉パスタを茹で、和えたところで味を調整。
鶏を買った生産者さんで、内臓を少しもらうことができた。
レバーとハツと砂肝がそれぞれふたつずつある。
それでサラダを作ることにした。
たっぷりめのピーナッツオイルでポワレして(ワケギも少し刻んで加えた)、シェリービネガーを多めに注ぎ、塩胡椒で味付け。
あらかじめ洗って水気を切りボウルに入れておいたトレビスに、焼き汁こと加え、和えて、サラダの完成。
と書くと別々の料理のようだけれど、
クレソンとクルミ、トレビスにレバーのビネガー炒めを合わせたサラダとして一品にしてもおいしいだろうな、と思ったのだ。
そうイメージし、ビネガーの味も加わることを想定して、ペーストの塩加減は控えめにした。
食べてみたら、サラダに酢漬けのケッパーが入っていてもよいかも、と思った。
次回は加えよう。
余ったペーストは空き瓶に入れて、表面が乾かないようにオイルを少し注ぐ。
これは、タルティーヌに。
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2週間ほど前から、noteで日記を書いています。
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