beauty journey in LA/NY

SS25ショーのメイク、王道ブラックアイライナーを熟考。

先月SS25のショーが終わり、メイクルックをさっそく取り入れようとしてます。

春夏らしい淡い色を使ったSandy LiangやPhillip Lim、あえて少し血色の悪いテイストを出したPalomo Spain、ビビッドなカラーマスカラを使ったDries van noten。

いろんなテイストが散りばめられる中で、私が一番注目したのは、いとも簡単に印象が変わるブラック・アイライナー!

例えば王道のリキッドライナーを上まぶたに引いたCarolina Herrera。
シンプル故に、角度や太さは普段メイクの一番の参考に。 スッとシャープなにじみのないデザインと骨格にそった角度でエレガントなファッションにアクセントが加わります。

Carvenのメイクルックは、繊細な細ーいブラックラインがまつ毛上きわきわに。 Carolina Herreraと同じ上まぶたのリキッドラインでも、入れ方がちがうだけでこんなに印象が変わると意識させられます。

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バックステージに貼られたメイクルック。


マスカラを塗らずにスッと細ラインを引くことでやりすぎ感が出ず、アイシャドウが際立つ。 ちなみにショーで実際に使ったのはリードのメイクアップ・アーティスト、ローレン・パーソンズお気に入りのメイベリンのリキッドライナー。

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細かな部分にもリーチするMaybelline Eyestudio® Master Precise All Day Liquid Eyeliner - Black。

DiorのSS25は、リキッドではなくペンシル、上まぶたではなく下まぶたに、テクスチャーもシャープではなく、にじみ&ぼかして入れるルック。

ボトムラインに黒を入れるとグランジ感が出やすいけど、ウェットな質感と他のパーツがクリーンであることであどけなさが残されて、キュート&力強さを同時に演出できる。

資生堂チームが手がけたMaison YOSHIKIのショーでは、ダブルラインの位置に黒のライン。

眉骨のくぼみの位置へ太く強くアプローチすることでダーク&ロックなテイストに。 さらにそのラインにブラックのラメを乗せることで、上品さが兼ね備わります。
ショーで実際に使用したのはこのSHISEIDOのペンシルライナー。 アイテムを使い分けて太さを調整し、目頭はしっかりと濃く、外に向かうごとにフェーディングさせて抜け感を演出。

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端についたスポンジでぼかしテクスチャーも簡単につくれるSHISEIDO Kajal InkArtist - 09 Nippon Noir(上)と、 濃厚な細いラインが描けるSHISEIDO Microliner Inc - 01 Black(下)。

強烈なインパクトを残したのは、大胆な発想のMARNIのアイメイクデザイン。

これだけ太く強く引いていても綺麗な印象が残るのは、質感や角度とその他パーツとのバランスならでは。
大胆なデザインなら、ブラシの太さで簡単に調整できるポットタイプを使うのが私は好きです。

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しっかりとウォータープルーフ効果のあるBobbi Brown Long-Wear Smudge-Proof Gel Eyeliner - Black Ink(左)と、クリーミーなテクスチャーで操作しやすいINGLOT AMC Eyeliner Gel  - 77(右)。

リキッド/ペンシル、はっきり/ぼかし、細く/太く・・・どこにどのくらいの量を入れるのか・・・黒のアイラインひとつの変化で、こんなにも違った印象が作れる。
毎朝何気なく引いている黒ライナー、どんな印象を作りたいかしっかりビジョンを持つことが大事! 


カミーユ / Aya Iwakami

NYでメイクアップアーティストとして活動。「カミーユ」は本名Aya Iwakamiの苗字から、フィガロ編集部員により命名された愛称。趣味は昼寝。いまいちばん力を入れているのは手の保湿。2018に渡米しブログをスタート、一時帰国のち2021年秋に再び渡米。
https://ayaiwakami.com/
instagram:@mualook_aya

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